爆弾ジジイはどこに行ったのか?
爆弾ジジイはどこに行ったのか?

苅野:男
ひなた:女
爆弾ジジイ:男

喫茶店

ひなたが一人で待っている。
苅野:ごめん。ごめん。遅くなった。待った?
ひなた:待ったよー。もう、ジャスミンテーを42杯目だよー。
苅野:そっか・・・。
ひなた:そうだよー。
苅野:・・・。
ひなた:・・・。
苅野:42杯!?
ひなた:嘘だよー。
苅野:ビックリしたー!おなかたぷたぷになっちゃうからね。
ひなた:33杯だよー。
苅野:結構飲んでるな。どうせなら、違うの飲めよ。
ひなた:そりゃあ4時間も待ってますからねえ。
苅野:ええと・・・まあそうだね。
ひなた:で?なんで遅れたの?
苅野:ええと・・・あれ・・・ええと、爆弾・・・爆弾持ったジジイがいたんだよ!
ひなた:はあ!?何それ?
苅野:だから・・・爆弾小脇に抱えたじじいがいて・・・。
ひなた:いて?なに?
苅野:だってさあ、気になるじゃん?爆弾だよ。
ひなた:で?なんで遅刻したの?
苅野:・・・尾行した。
ひなた:はあ?
苅野:だから尾行したの!だから遅刻したの!
ひなた:・・・聞かせてちょうだい。
苅野:なに?
ひなた:尾行したんでしょ。聞かせてよ?
苅野:いいけど・・・落ちとかないよ・・・。
ひなた:いらないよ!で?どんな人?
苅野:ええと・・・ボウズで・・・小太りで・・・めがねかけてる?

爆弾ジジイそでに登場

ひなた:なんで疑問形なの?でもさあ・・・なんで爆弾ってわかったの?
苅野:だって持ってたもん。
ひなた:持ってたって爆弾かどうかわかんないでしょ。
苅野:分かるでしょ・・・だって黒いまん丸のやつ持ってたらさあ・・・。
ひなた:そっちの爆弾!ダイナマイトみたいなやつじゃないんだ!
苅野:爆弾といえば黒いやつでぴょこってなんか線が出てるやつでしょ。

爆弾ジジイがそれっぽい爆弾を抱える

ひなた:そんなのボンバーマンとかでしか見たこと無いけど・・・。
   普通こんな長細いのじゃないの?
苅野:そうか・・・そっちかあ。
ひなた:なに?
苅野:なんでもない!
ひたな:ふうーん。じゃあどうやって会ったの?
苅野:ええと・・・あれ・・・やあって・・・。

爆弾ジジイと苅野が手を上げて挨拶する

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