真の芯は芯だが針としてしまいがちなのが真
題名:真の芯は芯だが針としてしまいがちなのが真
劇団:鳥取東高等学校劇部
作者:一ノ瀬 芽生
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真の芯は芯だが針としてしまいがちなのが真
登場人物
・大森 つぐみ
・小川 類
・三上 皐月
・笹原 美緒
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緞帳が開く。
舞台上には木目柄の箱がいくつかと、四つの鞄。
(箱は自由に動かされ、机になったり椅子になったり遊び道具になったりする。)
背景には、カラフルにペンキで汚れているパネル(下手側に出入り口としての隙間があいている)。
そのパネルは、今までの部室の落書きのような汚れのような、
また、混ざり混ざった今の迷いのような、そして様々な色に輝く未来のような。
緞帳が半分開いた頃にSE(風・雨音)/F・I。
緞帳が開ききると照明(青・前中央部分のみ)/C・I。
照明の中で袴を着た侍姿のつぐみと類が刀で組み合っている。つぐみがおされている。
類 行くな。
つぐみ 行く。
類 行ってどうなるというのだ。
つぐみ 行く。
SE/F・O。
類 行くな!
つぐみ 行くのだ!
類 ・・・何故行く。
つぐみ ・・・行きたいのだ。
類 ならば・・・斬る!
類がつぐみの刀を思い切り刀で押す。つぐみが倒れる。類がつぐみに刀を突き付ける。
類 行かぬと言え。
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