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わたしのきもち

「わたしのきもち」

登場人物

　友里
　可奈子

　龍三郎

前編
　カフェまったりーな。
　時刻は夕方。
　店長（龍三郎）と店員、数人のお客。
　程なくして友里がやってくる。

龍三郎　いらっしゃい。
友里　　久しぶり。
龍三郎　ご無沙汰だったね。
友里　　ごめんね、仕事が忙しくってさ。
龍三郎　もう落ち着いたの？
友里　　全然。気分転換にやってきました（笑）。ちょっとここで仕事させてもらってもいい？
龍三郎　どうぞ。コーヒーでいい？
友里　　うん。あ、あとでもう１人来るんだ。
龍三郎　了解。

　龍三郎はまたカフェの仕事に。
　友里はノートパソコンを広げる。
　
　しばらく間。
　この間に、友里にはコーヒーが出てくる。

　可奈子が入ってくる。

可奈子　ごめんなさい！待ちました？
友里　　全然。仕事してたし。
可奈子　あ、忙しいんですか？
友里　　んー、まあね。
可奈子　あー、今日、まずかったですか？
友里　　ううん。どうせいつも煮詰まってるから（苦笑）
可奈子　すいません。
友里　　いいの、いいの。ちょうど気分転換したかったとこだから。お誘いありがと。
可奈子　へへ。
龍三郎　いらっしゃいませ。ご注文は？
可奈子　あ、コーヒーお願いします。
龍三郎　かしこまりました。
（可奈子のコーヒーはこの後の会話中に適当に出してやってください）
可奈子　でも、すごいですよね〜。
友里　　え、なにが？
可奈子　設計ってことは、友里さんがお家の形とか決めるんですよね？
友里　　まぁ、そういうことかな。
可奈子　すごいなぁ
友里　　そう？
可奈子　そうですよ〜。私が書いたら全部四角に三角屋根の家になっちゃいます。
友里　　（笑）まぁでも、デザインとかはある程度決まったパターンの中から決めるから、あとはその土地の大きさとかお客さんの要望に合わせて細かい修正をしていくのが私たちの仕事なの。特に私なんかはまだ新しいデザインを決めたりとかはやらせてもらえてないし。
可奈子　でも、すごいです！（何故か興奮気味に）
友里　　すごくないって。知らない仕事だからそう見えるだけだよ。
可奈子　え〜、でも私なんて失敗ばっかりで、怒られっぱなしですよ？
友里　　私も新人のころはそうだったよ。

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