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Per favore Lei come un sorriso.

シナリオ（朗読）劇　　　『Per favore Lei come un sorriso』

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陽　（18歳，男）愛称：ひな　交通事故にあう
小宵（17歳，女）愛称：こよ　友達以上恋人未満の陽の友達
弥　（18歳，男）愛称：わー（君）　二人の親友，何だかんだいって全てを理解している
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PROLOGUE
救急車のサイレン，ストレッチャーのひかれる音
医療側の喧騒

隊員A　　　患者は氏名、氷室　陽、18歳男性。10分前にバイクに衝突。接触時に肋骨及び内臓
　　　　　損傷の可能性アリ。意識レベル低、脳挫傷もあります。出血がかなりあります
医者　　　オペ室に運んで。すぐにレントゲン、CT。麻酔科の先生に連絡!
看護士　　はい
小宵　　　陽っ
弥　　　　コヨ、落ち着けっ
看護士B　　落ち着いてください、離れて
医者　　　輸液準備、現状での出血量は？
隊員B　　　1000です
医者　　　1000!？
看護士A　　先生、大変です。前の患者さんのオペで氷室さんと同じ血液のストックがありませんっ
陽　　　　『あー…ろくなことのない…』
隊員A　　そんなっ、今から別の病院に搬送しても間に合いませんっ
医者　　　院内放送、募って
陽　　　『死ぬのかな…俺』
小宵　　　あの、
陽　　　『…俺、約束したのに』
医者　　　本当ですかっ
陽　　　『…護れなかった…』
医者　　　確認して、早くっ
看護士B　こちらへお願いします
医者　　　術衣、麻酔科の先生は
看護士A　他のオペに
小・弥　　ひなっ　
陽　　　『ごめん…』

扉が閉まる音

ACT1

陽　　　『…どこだ、ここ？』

波の音がする

陽　　　『海？』
小宵　　ね、ひな

強くなる

小宵　　ひなっ
陽　　　あ？　おう
小宵　　（くすくす）どうしたの、ぼうっとして
陽　　　あれ？
小宵　　（くすくす）
陽　　　…つかぬことをおききしますが…ここはどこでしょう？
小宵　　…頭うった？　ビーチですが

波の音

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