忘れ物
『忘れ物』 2002.1017

    原案 甘夏ドリンカー
    作  SHIGE

【注】これは、上演台本をそのままアップしています。入退場の上手下手や
  括弧付きの細かいト書きは、無視して自由に演じて下さって結構です。
  また、改変も自由です。
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登場人物
 優子     (中学生)
 ストーリー  (物語の精)
 魔女     (物語の登場人物)
 シンデレラ  (物語の登場人物)
 ウー     (物語の登場人物)
 ピーターパン (物語の登場人物)
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1場 優子の部屋

◆幕上がる。舞台下手に机に座って、物語を書いている優子。
なかなか、筆が進まない。


優子  あー、もう!(机を手で激しく叩いて立ち上がる。)ダメダメダメ!
    なーんにも思い浮かばない。どうすんのよ、明日が締め切りなのに!
    部長のあたしが書いていかなかったらカッコ悪いじゃない。だいたい、
    お母さんがいけないのよ。あたしに優子なんて名前つけるから。お陰で、
    「あーら、優子さんって優しい子って書くのね。童話クラブの部長さんに
    ピッタリじゃない?」なーんて、アサコに嫌み言われるし・・・。
    えーえー、どうせ私は名前負けですよ!あったかい物語なんて書けや
    しませんよ。ほっといてちょうだいよ!・・・(ため息)ばっかみたい、
    一人で何いってんだろ・・・。でも、楽しかったなぁ。ベッドの中で、
    お母さんに絵本を読んでもらいながら、自分が主人公になって、王子様と
    踊ったり、海賊と戦ったり・・・。(机に戻る。)書いてみたいなぁ、
    あんな物語。でも、やっぱり、私には無理なのかなぁ。せっかく、柄でも
    ない童話クラブにはいったのに・・・。(優子、眠りに落ちる。)

◆照明が消え、BGM。上手から登場するストーリーにスポット。

ストーリー  ありゃりゃ、寝ちゃった。でも、こんな子、久しぶりに見るなー、
    えっ、私は誰かって?んーと、詳しくはいえないんだけど、ちょっと、
    変わった仕事をしてるんです。最近忙しくって、手伝ってくれる子を
    探してたの。なのに、なかなか条件に合う子が見つからなくて・・・。
    でも、この子なら、きっと大丈夫。お願いしちゃいましょう。それっ!

◆効果音、暗転、BGM。

2場 シンデレラ

◆やや上手に、魔女とシンデレラがたっている。

魔女  シンデレラ、カボチャを持っておいで。そしたら、お城の舞踏会に
    連れていってあげるよ。
シンデレラ  えっ、かぼちゃ?かぼちゃで舞踏会にいけるの?わかりました、
    おばあ様。今、とってきます。

◆シンデレラ、下手に走り去る。入れ替わりに、優子登場。

優子  何なのよ、これ!なんで、あたしがこんなところにいるのよ。
    あっ、そこの人!
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