いつか―。
----CAST---------------------------------------------------------------------
金色(コンジキ) 推定年齢16歳 狐兄弟兄黄狐
銀(シロガネ) 推定年齢14歳 狐兄弟弟銀狐

八重(二文字の読み仮名であれば何にでも変更可) 15歳 人間少女。
                       バレッタで髪を止めてる(作中で理由出)
はつ(八重につかえるメイド)16歳
総司(八重の兄) 18歳 エリート少佐
八重父(八重義父)42歳 たたき上げ少尉
爺い(八重実祖父) 57歳
ガイア(総司の友人で外人) 18歳 エリート少佐

-----舞台は明治後半〜大正初期----------------------------------------------------------

prologue
舞台はススキ野原。本編の数年前

二匹の狐がいる
銀は寝転がっている


銀  兄者ー
金色 あ?
銀  俺のこと、大好き?
金色 普通
銀  がーんっ、決していい意味では使われない代名詞っ
金色 深読みするからだろ、普通は普通
銀  だよね
金色 なんだ、急に
銀  いや、さっき散歩していたときに、このリボン拾っちゃって(上にかかげる)
金色 おお、上等の絹な。金持ちの令嬢かなんかのだな
銀  兄者ー、俺のこと好きー?
金色 普通
銀  だよねー
金色 だからなんだ?

銀飛び起きる

銀  だってさ、俺たちの種族、みんな死んじゃったし。ほかの野原にいったって、
   俺たちのカッコカワイイルックスじゃ男受けしないよ〜
金色 …男の人気ほしいのか?
銀  ちがくて、俺はふつうに女の子がすきだよ、でもね、みんなに愛されたいんだも〜ん
   (アイ○ルのチ○ワ風)
金色 あ、そう
銀  …だからさ、兄者いなくなったらやだなーって
金色 …
銀  俺、ただでさえ兄弟なのに銀色だし、兄者に見捨てられたら、さびしいー
金色 …
銀  俺、兄者だいすきー!
金色 はいはい(銀の頭をぽんぽんたたきながら立つ)
銀  もっとー
金色 どこにもいかねーから、めんどくせーことすんな
銀  ぶー!!
金色 いつになったら甘え癖がぬけるんだか


銀が先に気が付くが気が付かないふり
物音がする(できたら、それでふたりの耳が立てばいい)

金色 銀!こっちだ!!
1/23

面白いと思ったら、続きは全文ダウンロードで!
御利用機種 Windows Macintosh E-mail
E-mail送付希望の方は、アドレス御記入ください。

ホーム