STEREO
SECTION1 『ブラックパンサー』

         『南太平洋:○○島』
1    「セヘラ」
2    「ヘトロ」
3    「パパビーナ」
3人   「オーマイー」
         嘆く。
1    「スカパ」
2    「カリムカ」
3    「ヤコミッチ」
3人   「オーマイー」
         嘆く。
1    「クマクラ」
2    「マチラフ」
3    「コモリーマ」
3人   「オーマイー」
         嘆く。
         よく分からないが暗転。
         文字が浮かび上がる『KnockOutシアターVol.3』
         暫くして消える。
         けたたましく 『結婚行進曲』
         舞台中央には、新郎新婦。
声    「汝は、吹雪小五郎は山田美知子を妻とし健やかなるときも、病めるときも、ともに生きることを誓いますか。」
吹雪小五郎「誓います。」
声    「汝は、山田美知子は吹雪小五郎を夫とし健やかなるときも、病めるときも、ともに生きることを誓いますか。」
美知子  「・・・誓えません。」
         凍った。
         吹雪小五郎、静かに女のほうを見る。
吹雪小五郎「・・・美知子ちゃん。」
美知子  「御免なさい、小五郎君。私、私、」
         バーンと、ドアを開けジョン入ってくる。
ジョン  「ミチコ。」
美知子  「ジョン。」
         『サウンドオプサイレンス』
         女、ジョンに駆け寄る。
美知子  「御免なさい、私、ジョンじゃないと駄目なの。」
         2人去って行く。
         一人取り残される吹雪小五郎。
吹雪小五郎「美知子ちゃん。」
         音楽、しだいに大きく。
         照明F・O
         明かりがつくと、其処には吹雪小五郎。
吹雪小五郎「はっ、夢か・・・・ふう。」
         起きる。
吹雪小五郎「ん、・・・」
         妻の姿を探す。
吹雪小五郎「美知子。」
         返事は無い。
吹雪小五郎「美知子・・・・お、」
         朝飯を見つけた。
吹雪小五郎「全く、何処行ったんだよ朝っぱらから。」
         ぶつぶつ言いっつ食べる。
吹雪小五郎「ん、」
         ご飯の下に手紙が、
吹雪小五郎「『御免なさい、やっぱり私、・・・美知子。』」
         間。
         悲しい。
         文字が浮かび上がる『作・演出/安徳恭彰』
         暫くして消える、と同時に大喚声。
1/27

面白いと思ったら、続きは全文ダウンロードで!
御利用機種 Windows Macintosh E-mail
E-mail送付希望の方は、アドレス御記入ください。

ホーム