レンジで3分
演劇版
「レンジで3分」(演劇版)
登場人物
幸太郎:ヒッキー青年
ツバサ:インスタント天使
天使 :上級天使
場面1 ヒッキーな部屋
―こたつがおいてあり、辺りにはコンビニの袋をゴミ袋にしたものが転がっている
―テレビがこたつの前にあって、こたつには座椅子がついている
―ノートパソコンがこたつの上にあり、テレビとパソコンがこたつで見れるように
―座椅子には幸太郎が座っており、テレビをボーっと見つつ、PCを時々いじる
―床にはゴミに混じって銀行の通帳がある
―端っこの方にはダンボールがある
―しばらくして携帯着信、幸太郎が出る
幸太郎「…はい………」(露骨にいやな顔になる)
幸太郎「うん…見つからないよ…ちゃんと探してるよ……うるさいな」
―電話を耳から離す(どなられてる)
幸太郎「ああ〜〜もう…分かってるよ…あ、明日面接だから!うん…もう切るよ」
―切る
幸太郎「面接なんて行く訳ないじゃん、仕事自体探してないんだから…まったく…
あ〜あ、宝くじでも…当たんないかな〜…」
―床にころがっている通帳を拾い、見る
幸太郎「一ヶ月15万…12万でいいか…あ〜…半年もつよねえ」
―座椅子にもたれてぐで〜っとする
幸太郎「つまんない〜〜…テレビ…日曜日の昼間じゃろくなのやってないね〜」
―辺りをぐだぐだと探す
幸太郎「もうどのゲームも飽きちゃったしなあ…新しいの出るの…まだ先だな〜」
―間
幸太郎「……あ〜…あ〜…なんかぁ…食べようかなあ…」
―のろ〜っと立ち上がり、ダンボールへ
幸太郎「あ〜もう少ないなあ…ラーメン…カレー…昨日ラーメンだったっけなあ」
―漁る、と、一つとりだす
幸太郎「…なにこれ…なにこれなにこれ…ん〜〜?外国語?読めない…」
―包装を解く
幸太郎「あ〜〜…なんかレンジでやる奴かなあ…え〜〜と…3…みん?3分か。ここだけ読
めたけど、なんの料理だろ」
―蓋を半分はがす
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