Tears
〜哀しみの詩〜
   題名:Tears
   作者:各務あい
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    [3]の場合、公演後2週間以内にお支払いください。
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TEARS 〜哀しみの詩(うた)〜

テア    20代半ば、ナツキの婚約者、教師志望
ヒビキ   20代半ば、ナツキの双子の弟でありテアの幼馴染、医師
ナツキ   植物人間状態。ヒビキの双子の兄でありテアの幼馴染、
      作家(ヒビキと二役)                                

セットはかなりシンプルな設定


VOL.1  プロローグ

暗闇の中教会音楽IN
舞台上のものはすべて白布で覆われている
バックはステンドグラス(照明で工夫してください)
教会の裁断らしきところ
スポットが2つ。黒いマントをまとった2人が立つ

テア    正直に生きることは罪ですか。嘘が悪いことだと教えたのは誰ですか。
      最後に自分の言葉で話をしたのはいつだっただろう。
      自分を否定することで何かを償える気がした。
ヒビキ   真実とは何ですか。真実は正しいと、誰が保障するのですか。
      欲であふれた、この狂った世界。
      心と体を支えるわずかな理性。
      すべてに終わりを感じながらも、どこか傷つくことを恐れていた。
テア    いつ始まり、いつ終わるのだろう。
      上も下もない、右も左もない、地図の上。
ヒビキ   どこまでも歩き続けた。いつまでも探し続けた。
      一度失ったものは、もう初めと同じには戻れないと知りながらも。
テア    私達は祈る。すべて許されることを・・・
ヒビキ   私達は偽る。大切なものを守るために・・・。
テア    生きることはけがれること。
ヒビキ   求めることは失うこと。

2人見つめあう

2人    まぶしすぎる夏の光が――――

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