【新版】翼の記憶
【新版】翼の記憶

天使
死神
少女
神父
警官

ピアノの音がする。少女がいる。座って、ピアノを弾く真似事をしている。
別空間に、神父。警官がやってきて、言葉を交わし、二人でパンを食べている。
天使、ボーッと、その風景を眺めている。やがて、景色が赤く染まり、サイレンが鳴り響
く。三人、身構える。天使、その三人の視線の先を追う。口パクで、何かを叫び・・・
暗転。
雨の音が入り、明かりがつく。場所は教会。人の気配はしない。天使が本を枕に眠ってい
る。そこに、黒い恰好をした女が入ってる。
死神「ちわー」
天使「ZZZ・・・」
死神「おーい」
天使「そんなに・・・食べられない・・・」
死神「寝てんのか・・・?」
天使「そんなに、何で買ってきたの・・・」
死神「おーい」
天使「きのこよりタケノコ派だって言ったじゃない・・・」
死神「火事だー!!」
天使「うおぉぉ!!」
天使、飛び起きて
天使「火事はどこだぁぁ!!」
死神「おはよー」
天使「うおおお」
2
天使、霧吹きみたいなの持ってくる(本物)
天使「消火―!!消火―!!」
死神「うわっぷ、つめて、やめ、メイクが、馬鹿!!」
天使「うわっ!!あんただれ」
死神「・・・おはよう」
天使「あ、はい、おはようございます。」
死神「ったく、不用心だから、鍵くらい閉めておけよ。」
天使「・・・あのー・・・どなた様?」
死神「やっぱり覚えてないか」
天使「へ?」
死神「こっちの話。はい、これ。」
天使、手紙を受け取る。
天使「え、はい。げ、神様から・・・」
死神「お仕事だって。」
天使「え?・・・じゃぁ、あなたも天使?」
死神「そう見える?」
天使「いや・・・どっちかっていうと」
死神「死神です」

天使「いやぁぁぁぁぁ!!」
天使、その辺にあるもので武装。
死神「おい、なんだよ」
天使「なんで死神がこんなとこいるのよ!教会よ!似つかわしくないわ!何で足あるの。成
仏しなさい!ラーメン。」
死神「どっから突っ込んでいいんだよ」
天使「ちょ、寄らないでよ。妊娠するでしょ。コンバット!コンバット!」
死神「ゴキブリじゃねぇーっつうの。死神なんだと思ってんだよ。」
天使「・・・何もしない?したら訴えて勝つからね?」
死神「いいから」
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