静かな森で、君を待つ。
登場人物 種族や立場以外は変更して構いません。
 ・人間 名前:ハイム・ゼーンズフト(家・憧れ) 年齢:14 特徴:大人しそう。お金のために盗みをして生活。親や友と言えるものはいない。 
     出身:郊外 仕事:学生 服:カッターシャツにズボンにネクタイ、フード付きパーカー 性格:孤独を抱える、思いやりがある
 ・機械 名前:アニマ(No.2073) (ドイツ語で魂) 年齢:製造から20年 特徴:人にしか見えないが話す内容はどう考えても人ではないなにか。表情が硬い 
     出身:不明 仕事:不明 服:カッターシャツにズボン、もしくはメイドみたいなのでも 性格:冷静、機械的 
 ・政府の人 名前:レオンハルト・リッター(ドイツ語で〇〇・騎士) 年齢:38 特徴:ただただ政府の犬でしか無い。ロボットとの共存反対。 理由は過去に。
       出身:都市 仕事:警察 服:軍服、銃 性格:政府の犬
 
 声だけの人
 ・軍隊長 レオンの上司。命令は絶対。
 
 
 【シーン1】
 
 舞台はひっそりとした小屋の中。工具や本、モニターが整頓されておいてある。
 ハイムが入ってくる。
 
 ハイム:(咳をする)
     ここなんだか埃っぽいな・・・。まぁ、こんなに人気のない場所ならそうか。
     えっと、電気のスイッチはどこかな〜・・・
 
 ハイム、小屋の電気をつける
 
 ハイム:明る・・・。
     (部屋の中のものをあさりだす)
     本は・・・売ればお金になるか。で、このトロフィーは・・・んー・・・だめっぽいかな・・・いや、溶かせばバレないか・・・。工具・・・は農具の修理用って言えばなんとか…。
     ん?何だこれ?布に何かが覆われてる・・・とっても大きいし・・・
     (布を剥ぎ取る)
 
 布の下には椅子に座ったアインがいる
 
 ハイム:ん?人・・・こんなに埃っぽいのに人いるんだ・・・。ん?人・・・?
     いやこんなところに人がいるわけ・・・あるもんなぁ・・・。昼寝かな?でも息してなさそうだし死んでそうだけど・・・。死体だとしたら綺麗すぎな気もするんだよなぁ・・・
     (アインに触れる)
     やっぱり息はしてないな。死んでいるならせめて土に返してあげよう・・・ふん!…あれ?体固いし重くない?死後硬直・・・?でも部屋の様子見た感じ綺麗すぎない?
     (誤ってアインの首元にあるボタンに触れてしまう)
 
 アニマ:・・・起動信号受信。動作シーケンスを起動します・・・
 ハイム:えっ・・・なにこれ!?死体が喋ってる・・・!?
 アニマ:完了しました。ANIMA-No,2073、運転を開始します。
 ハイム:えっ・・・し・・・
 アニマ:し?
 ハイム:死体が喋った・・・!?
 アニマ:私は死体ではございません。私はANIMA-No,2073でございます。
 ハイム:・・・え?あに・・・?
 アニマ:私はANIMA-No,2073でございます。
 ハイム:あの・・・少しいいかな?
 アニマ:どうされましたか?
 ハイム:僕がここにいたこと、誰にも言わないでくれない?
 アニマ:了解しました。
 ハイム:では・・・僕はこれで・・・
 アニマ:いってらっしゃいませ。お帰りをお待ちしております。
 ハイム:は、はぁ・・・
 
 ハイム決まりが悪そうに退場
 
 アニマ:・・・。非常に汚れが目立ちますね。掃除をしておきましょう。そうすれば・・・喜んでくれるはずです。
 
 掃除をするアニマ。暗転
 
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