まふゆの筆と百合の花
まふゆの筆と百合

彩木春香 あやきはるか
夏目志帆 なつめしほ
冬川秋人 ふゆかわあきと



美術室の扉が開く。
美術室に鳴り響く生徒の声

春香「お慕いしております!ところで入部させてください。」

志帆「いいけど、ここ来年には廃部になるよ?」
春香「いいんです!先輩に会いたいだけなので!」

志帆、秋人「は?」

秋人「あー俺?俺今はそういうのいいから。」

秋人▶春香に近づく
志帆▶座りながら茶化す

志帆「そうだよー。秋人はやめとけ?笑」
秋人「ってことでごめんなさい。」

春香▶秋人に近づく
秋人を通り過ぎ志帆の机の前へ


春香「あぁ志帆さん♡素敵だ♡!で、貴方じゃないです。自惚れるなイケメン。」

秋人「は?」
志帆「えっ私?!」

春香「私の事覚えてますか?駅で!春の日!」

志帆「んーーごめん、分かんないや」
春香「なんで?!転校までしたのに!」
秋人「転校なんてしたのかよ...」
春香「あれはまだ寒い入学式の日.....」
秋人「聞いてねぇよ。」

春香にサス

春香「駅の方で転んで、膝から血が出てて歩けなくて困っていたんです。」
夏芽「あの子か....」
秋人「お前そんな事してたのかよ。」
春香「まったく世知辛い世の中で、誰も助けてくれないんです。そんな中、1人だけ話しかけてくれました。『大丈夫?足出して』って。それでハンカチとかガーゼも取り出して、膝の所に巻いてくれたんです。」
春香「制服が分かっていたので高校の特定は簡単でしたけど、校内から見つけ出すのは簡単じゃなかったです。」
春香「全校集会で、購買で、体育で。。。でもやっと見つけましたよ志帆さん!!もう見逃しません♡!」

秋人「怖ぇ....」
志帆「そんな事してたの....」

照明全明に

春香「ってことで先輩!入部届です!お慕いしております志帆さん!」

春香▶入部届を差し出す
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