ナイトメア•キャロル















「ナイトメア・キャロル」
   
            第六稿TYPEA










                    作    清水英太郎

登場人物

・明智探偵  (女)
享楽的な性格の名探偵、ナルシスト兼シニシスト兼ニヒリスト。気だるげで怠惰で常識をわきまえない、空気を読む気ZEROの自由人。天才としての達観した視点から常に刺激を求め、自分の才能を存分に活かせる難事件に飢えている。一方でそんな破綻者である自分を受け入れる友人たちへ偽りのない感謝の念を抱いている。
・花崎マユミ (女)
明智の助手、家庭的で面倒見のよい性格で、お人よしでだまされやすく付け込まれやすいタイプ。それでも思考が健全なあたり本質的な善人。惚れっぽいうえに恋愛運が悪くよく明智にからかわれているが、そんな明智を尊敬しており信頼関係は本物。普段はお茶請けを筆頭に明智探偵事務所の業務の9割を負担している。
・黒蜥蜴   (女)
服役中の殺人鬼、物心ついた時から天才ゆえの感覚の違いからくる“ズレ”に悩まされ、原因を知るため人体を解剖し若くして殺人を重ねることになる。犯罪者だが悪人ではなく
むしろ“ヒト”でなしの異質な生命体、宇宙人と言ってもいい。価値観、視点、思考のすべてが常人と異なるため、意思疎通は不可能に近い。病んだ精神と孤独を抱える一方でそれを定義する概念も経験も持たず、同族とみなした明智に執着を抱く。
・中村警部  (男)
明智の旧友、経験豊富なベテラン刑事で、明智の奇行を制御できる数少ない人物。人並みの情と正義感を持ち合わせる一方、状況を冷徹に判断するリアリスト。唯一の弱点はニコチン。学生時代はマユミの立ち位置で明智に振り回されていたが、明智の本質を理解したことでうまくあしらえるようになった。現在の関係性は対等だが、精神年齢は文字通り大人と子供なのでどちらかと言えば明智の保護者のようなもの。
・今西刑事  (女)
中村の部下、常に状況のしわ寄せを食らう苦労人。マユミと並んで作中数少ない常識人だが杓子定規で少しばかり融通が利かず、経験豊富な中村に遅れを取ることも多い。
・所長      (男)
刑務所の所長、横柄な人柄をにじませる典型的な官僚主義者。簡単に洗脳されたのは尊大な外面に比べて心が弱かったため。

・春柳記者  (男)
フリージャーナリスト、
    以下の役は性別の規定はありません。
・オブサーバー1
・オブサーバー2

・ナレーター/怪人二十面相
第三の壁の向こうから物語を解説する存在






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