アンダーグラウンド!!!!
※はじめに
この舞台は三幕構成であり、全てコメディです。
第一幕はどれだけ行動で面白さを出せるか。
第二幕は間とボケとツッコミで面白さを。
第三幕はいかに変で面白いか。
特に第一幕の幽霊二人に関しては台詞が無いので、大きく面白くシュールな面白さを行動で出してほしい。
基本的に全ての幕で、ト書きに書いてあること以外をしてもいい。むしろしてほしい。台詞外のリアルさとか面白さとかシュールさを求めたい。恥じとか捨てて、全力で出来る人大歓迎です。
この脚本はオムニバス形式のものです。
登場人物は最低三人でローテーション。五~六人くらいいたら余裕持って出来るのかな。第一幕の女将と電話の声は録音でやっても、裏で喋っても大丈夫です。幕間は完全に途切れはしませんが・・・この辺は演出に委ねます。衣装のどうこうも委ねます。ポーイ(^ - ^)☆彡
登場人物
・男:旅行客。
・幽霊1:先輩幽霊。
・幽霊2:後輩幽霊。
・ダークネス:おばちゃんみたいな悪の組織長。
・カナ:メスガキ魔法少女。
・ヌスムンダー:韓国留学生みたいな喋り。悪の組織の下っ端。
・神:変な人。
・女:変な人。
・黒子:神と一緒に居る人。
一. 幽霊
嵐、風でガタガタ揺れる窓の音。
男 あぁやばいやばい! こんな天気になるなんて聞いてないよ。・・・あ、あんなとこに家あるじゃん。
男 すみませーん、すみませー・・・ん?え、ここ無料宿なの? マジか、ラッキー。
荷物を抱えながら、障子を開ける男。
男 いやぁ本当に助かった。・・・結構歩いたなぁ。全然人いなくて歩きやすいけど、逆に人気(ひとけ)が無さ過ぎてちょっと怖いんだよなぁ。
荷物を置き、上着を脱ぐ男。
男 たまたま宿もあったし、この天気じゃ危ないからな、ゆっくり休むか。
テーブルの上に置かれている手紙を手に取る。
男 なにこれ? あ、部屋の説明的なやつかな。
男が手紙を広げると、怪しげな音楽と、怪しげな忠告をする女将の声が聞こえる。
女将 『ここ泊まる者へ、忠告です。この宿には、呪いがあります。決して、夜中に鳴る電話をとってはいけません。戸が開いても、音が鳴っても、決して、彼らを刺激してはいけません・・・』
幽霊がこっそり壁から入ってくる。
女将 『この掟を守れない者は、過去帰らぬ人となりました。どうか、あなたも同じ運命にならぬよう・・・』
男 彼ら? 呪いって、まさかな。
幽霊が位置につき、掛け軸を揺らす。
怪しい雰囲気。
男 掛け軸が、勝手に・・・?
ガタガタ、どんどん勢いを増す掛け軸。
バンっ!と勢いよく掛け軸を抑える男。
その強い手のひらが幽霊の手に当たり、幽霊が痛がる。
男 うるさいなぁ。
掛け軸から離れる男。
諦めず、怖がらせるため、掛け軸をまた揺らす幽霊。
怪しい雰囲気。
ガタガタと大きく揺れる掛け軸。
バンっ!と先ほどよりも勢いよく掛け軸を抑える男。
その手のひらが幽霊の手に当たり、幽霊がまた痛がる。
男 うるさいなぁ。風強すぎだろ。
幽霊が携帯(?!)で仲間に連絡を取る。
すると、チリリリ・・・と部屋の電話が鳴る。
男 はい? もしもし?
怪しい雰囲気。
男 ? もしもし? どちら様ですか?
声がする。
電話 『もしもし、私メリーさん。今、宿の前にいるの。』
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