レター・ライター・ライアー
≪登場人物≫
白野 楽(シラノ ラク) 演劇部。脚本家。2年生。
栗栖 千秋(クリス チアキ) 演劇部。2年生。
六坂 杏奈(ロクサカ アンナ) 俳句・短歌・詩同好会。2年生。
田辺 沙羅(タナベ サラ) 演劇部。3年生。
土城 秀一(ドギ シュウイチ) 生徒会長。3年生。
石田 綾子(イシダ アヤコ) 生徒会書記。2年生。
天野 琉心(アマノ リュウシン)演劇部。部長。3年生。
モブa 俳句・短歌・詩同好会。部長。七三分け
モブb 俳句・短歌・詩同好会。眼鏡ちゃん
モブc 俳句・短歌・詩同好会。おさげちゃん
≪著作権関係≫ 以下すべて、著作権の保護期間(作者の死後70年)が経過している。
エドモン・ロスタン 『シラノ・ド・ベルジュラック』より着想
W.シェイクスピア 『ロミオとジュリエット』より引用
北原白秋 歌集『桐の花』より引用
与謝野晶子 歌集『みだれ髪』より引用
樋口一葉 小説『わかれ道』より引用
≪その他設定≫
時期は、春の終わり。5月上旬。
衣装は制服中心。部活動中の描写では、ジャージなどの軽装でも良い。
土城と石田は、かっちり目の制服。その他メンバーは崩していい。
装置
※上演時イメージ。使用の際は各団体の事情に合わせて変更してください。
平台を使用し、上下に分ける。
階段を設けて(上手・下手両方)昇降できるようにする。
相当数の大きさが異なるボックス(イメージは白)を置き、様々な物に見立てる。
格子状のパネルを設置する。
平台後ろに扇風機を設置して、舞台上に原稿用紙を降らせる。
≪第1場・オープニング≫
開幕 ダークオープン
音響 音先行 OP 原稿を書く音
装置 舞台中央に、机と椅子(ボックス)
各所に「原稿用紙」をイメージした枠がある。ボックス積む。抽象劇。
役者 白野は板付き。原稿を書いている。
照明 白野に単サス。
≪第2場・演劇部 体育館舞台上≫
設定 第1場で机と椅子だったボックスは、舞台装置に変化している。
演出 コメディ部分のテンポ感を大切にする。間延びしないように気を付ける。
栗栖は、やたらと客席側にファンサをし、沙羅は演技がオーバー
音響 悲劇的なクラシック
照明 ホリゾント 深い青(夜の空)
役者 栗栖・沙羅 → 舞台袖から移動。沙羅は高さがあるところへ
沙羅 『ああ、ロミ――――オ。アナタはどうしてロミオなの』(栗栖に迫りつつ)
栗栖 『もっと聞いているべきか』(沙羅を避けながら、客席にウインク飛ばす)
沙羅 『もはや、わたくしの敵は、アナタ様の名前だけ』
栗栖 『それとも返事をするべきか』(客席にハートを飛ばす)
沙羅 『わたくしたちが薔薇と呼ぶものは、他のどんな名前であっても、同じように甘く馨(かぐわ)しく香るわ』(栗栖を全力で捕まえる、両手で手を握りしめてもいい)
栗栖 あの、ちょっと手が…
沙羅 『ああ、ロミーオ―――』
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