探偵と助手の放課後ミステリー
探偵と助手の放課後ミステリー


【登場人物】
探偵
助手
女子1
女子2




助手 少し昔の話を聞いてください。私がまだ学生だったときの話です。あのときの私はとにかく自分に自信が持てなくなて、独りになるのが怖くて......でも、あの日の不思議な出来事のおかげで私は変わることができたんです


助手 うわっ!もう外暗っ!忘れ物も取り戻したし、早く帰ろ!


   助手の後ろに探偵がいる。

 
探偵 うんうん、それがいいよ

助手 そうだよね……って誰!?
 
   助手、振り返る。

探偵 誰って言われても……うーん、難しい話だねえ。あ、そうだ!私のことは探偵って呼んで!

助手 探偵?

探偵 そうそう!みんな困ったときは私を頼ってくるし、実質探偵みたいなものだからさ

助手 な、なるほどね

探偵 あ、そうだ!あなた、私の助手にならない?探偵に助手はマストでしょ!

助手 え、いや、そんな突然言われても……まあ、いいけど。でも、私そんな大それたことできないよ?

探偵 大丈夫、もっと気軽に考えてくれればいいって!どうせしばらくはこの世界から出られないだろうし
助手 この世界から出られない?何を言っているの。ここは学校でしょ

探偵 それはそうなんだけど、なんて言えばいいんだろう?向こうの世界とは似て異なるものって感じ。ほら、おかしいと思わない?運動部の声もまだ学校に残っている生徒の声も何も聞こえない。ここはあまりにも静かすぎるってね

助手 詳しいんだね。ここについて

探偵 そりゃあ、まあ探偵だし?私もここでもう随分長いこと過ごしてきたからね

助手 そっか。寂しくないの?

探偵 うん、ここにいるのは私だけじゃないからさ

助手 ってことはまだ人が!

探偵 そう。会いたい?

助手 会いたい!

  二人とも移動する。

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