台本が決まらないっ!
台本が決まらないっ!
亜里沙(ありさ)…演劇部の部長、大人しい
日菜子(ひなこ)…演劇部の副部長、元気で明るい
武尊(たける)…演劇部の男子部員、とにかくパワー系
昴(すばる)…演劇部の男子部員、超絶イケメン
流歌(るか)…女装男子
亜里沙、パソコンをいじって何かをしている(パソコンは極力上手側にあると嬉しい)
日菜子、入ってくる
日菜子「うーす、お疲れ〜」
亜里沙「…」
日菜子「あれ、まだ誰もいない感じ?」
日菜子、周りを見渡す
日菜子「あっ、ありちゃんいるじゃん、おーい、ありちゃん〜?」
亜里沙「…」
日菜子「お〜いってば」
亜里沙「あっ…ひな、お疲れ様」
日菜子「も〜、ありちゃん気づくの遅いよ〜」
亜里沙「あはは、ごめんね。」
日菜子「別に良いけどさ、所でパソコン必死にいじって何してるの?」
亜里沙「あーあれだよ、次の公演の台本決めないといけなくてさ。」
日菜子「えっ!?もう!?昨日公演終わったばっかりだよね!?」
亜里沙「うん、でもさっさと台本決めて練習始めろってさ。」
日菜子「え〜何それ、だる」
亜里沙「私もだるいんだけどさ、言われたからにはやらないといけないなと思ってさ。」
日菜子「なるほどね〜、それで良い台本あったの?」
亜里沙「そこが問題なんだよね」
日菜子「えっ、どーいうこと?」
亜里沙「台本探せば良いやって思ってたんだけど、作れって言われてさ」
日菜子「えっ、ちょっと待って、どーいうこと?私たちの部員に脚本できる人居なくない?」
亜里沙「そーなんだよ、だから挑戦してたんだけど、難しくてさ」
日菜子「私も手伝うよ、部員だし。」
亜里沙「ほんと?ありがと、ひな」
日菜子「うん!…それより後の二人はどーした?」
亜里沙「それがまだ来てないんだよね、欠席ってわけじゃなそうだけど…」
武尊・昴、入ってくる
武尊「ごめーん、遅くなったわ。」
昴「亜里沙ちゃんと日菜子ちゃん、遅れてごめんね」
日菜子「あー!たけっちとすー遅いよ〜!」
武尊「ごめんって言ってんじゃん。」
亜里沙「はいはい、とりあえず遅くなったのは置いといて、二人にも説明するからちょっと来て」
昴「どしたの?亜里沙ちゃん?」
武尊「なんだ?」
亜里沙「昨日公演終わったじゃん?」
昴「そうだね、ようやく基礎練に戻れるのかって感じがする」
亜里沙「それなんだけど…」
武尊「うん?」
亜里沙「今日中に次の台本決めないといけなくてさ。」
昴「は?」
武尊「え?」
昴「ちょっと待って、早すぎない?」
武尊「昴の言う通りだ、決めるのはいくらなんでも早すぎる」
亜里沙「そんなの私だって早すぎると思うよ。でも先生が決めなさいって」
昴「日菜子ちゃんは知ってたの?」
日菜子「いや?私も来たら急に言われた、びっくりだよね〜」
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