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ダイヤモンド・ライアー

　登場人物
キート→主人公、天才結婚詐欺師、さまざまな偽名で活動している
ブラク→キートに仕事（標的）を紹介する、用心深い
リサ→結婚詐欺師、キートのライバル
財前さな→『財前鳳凰ホールディングス』の社長令嬢
財前大樹郎（たいじゅろう）→社長、さなの父親、年齢高め
スリーク→駆け出しの結婚詐欺師、ヨーテンとコンビで活動している、つっこみ枠
ヨーテン→スリークの相方、どちらかというとボケ枠
夢枝→警察の捜査二課、昭和のおじさん刑事、ベテラン
木谷桜→夢枝の部下、新人で少し熱が入りすぎてしまうことも
令嬢１→ショートカット、物静か
令嬢２→ロング（結んでいない）、はつらつ
令嬢３→ポニーテール、知識人
令嬢４→ツインテール、厳つい
令嬢５→三つ編み、オタク

高級ディナーの店内　窓際の席　夜景を見る二人
女１「優君、どうしたの、それ？」
キート「今日は僕たちが出会って半年の記念日だからさ、」　持っている花束を渡す
キート「出会ってくれて、ありがとう。まだ指輪も買えない僕ですが、必ず幸せにします。」
女１「嘘…」
キート「僕と、結婚してください。」
女１「はい… よろしくお願いします…！」
　暗転
　明転　彼女宅　部屋の中　二人がソファに並んで座る
女２「なぁに、話って？」
キート「ほら、俺たち付き合って３ヶ月だろ？」
女２「うん。」
キート「お互いの相性もメチャクチャ良いわけで。」
女２「確かに。」
キート「だからさ、」指輪を出して
キート「もう結婚しね？」
女２「え、家でプロポーズがいいって話、覚えてたんだ。」
キート「忘れるわけがないだろ。」
女２「慎二…」
キート「それで、俺への返事は？」
女２「…式場、どこにしようかな〜」
　暗転
　明転　イルミネーションを見ながら歩く二人
女３「うわ〜！めっちゃ綺麗なイルミネーション！」
キート「絶景やな〜」
女３「ほんまに絶景やわ〜。」
キート「ん？あれなんやろ？」指を差して女３の視線を逸らす
女３「え？どれどれ〜？」
キート「…」高そうな指輪の箱を取り出す
女３「どれよ？」キートの方を振り返る
女３「え？」
キート「俺の気持ち…受け取ってくれへんか？」
女３「…ありがとう。なぁ大我、うちのこと、大事にしてや。」
キート「そら、もちろん。約束するで。」
　暗転
女１「優！」
女２「慎二！どこにいるの！！」
女３「大我にお金貸してから、連絡つかへんやん！！！」
　明転　カフェでキートとブラクが話している
ブラク「…で、お前は、今週だけで２０００万か。」
キート「そういうこと。」
ブラク「順調だな。」
キート「まあな。今は稼ぎ時だからな。」

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