ラピスラズリへ捧ぐ
ラピスラズリへ捧ぐ 作・幸本侑也 二〇一九年制作
【ジャンル】
一人芝居
【時間】
三〇分以内
【あらすじ】
それぞれの愛する存在のために演じてください
愛は定まらず
ぼやけ縮んだ脳みそ
痺れ捩れて曲がり方を忘れた腕
鉛のように感覚の無い脚
どこまでも醜い、醜い私、私、私
私は川のほとり池のほとり道のほとり都のほとりと申しますが、
今いうなれば生命のほとりにおります
【本編】
床面に線(白い粉とかで書いておいて、演者が黒い服着用→転がったりして終幕に汚れだらけになるのも良い)
明転
愛は定まらず
ぼやけ縮んだ脳みそ
痺れ捩れて曲がり方を忘れた腕
鉛のように感覚の無い脚
どこまでも醜い、醜い私、私、私
私は川のほとり池のほとり道のほとり都のほとりと申しますが、
今いうなれば生命のほとりにおります
よっ
線を飛び越える
ほっ、はっ
線引きは、名にも肌にもあるものです
今決意だけ固まればあら簡単!その線の先へ踏み入れられるでしょう
だけどね、けれどね、それでもね
私には決意できぬ理由があるのです
だって
誓って待って去って殴って凍って蹴って
嬲って嬲って嬲って嬲って嬲って嬲ってまで!
愛している人が、いるのだから
ふふふ、んふふふ、んふふふふ
その人は、真実で、崇高で、私に幸運を呼び寄せてくれる
そう。こうしましょう
私は今この時からあの人を、ラピスラズリと呼びましょう
【ラピスラズリに捧ぐ】
ミュージック・パフォーマンスシーン(1分程度)
暗転
明転
トットッラパパ、トットット、パラパ
トットッラパパ、トットット、パラパ
パラパラ
パラパラ
パラパラと
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