「師」
・篠原凛太郎 高校2年生・いじめられていて、臆病
・坂本龍馬 30歳・剣術の達人で頼もしい/直陰 7歳・意気地なし
・新選組1/高校生1英介/上士の子1/町人
・新選組2/高校生2秀/上士の子2/女将さん/直陰母
・新選組3/高校生3一斗/上士の子3/鬼塚先生

1回想
照明 薄暗い青色と真ん中にサス
音響 雨CI
上士の子達に直陰囲まれている
上士の子達「意気地なし。意気地なし。弱虫、泣き虫、ダンゴムシ。直陰、下士の子、意気地なし。」笑う
音響 雨CO
直陰   「…誰か、助けて」
暗転

2鞍馬山にて
明転
音響 鳥の鳴き声
高校生三人登場
高校生1 「おースゲー。秀、一斗見てみろよ」
高校生2 「うわ!ホントだ。京都なのに周り山ばっか」
高校生3 「いい景色だな。」
高校生1 「空気もうまいし、あーー」
高校生3 「ヤッホー」
高校生1 「子どもかよ」
高校生3 「いいだろ別に。こういう時ぐらい、テンション上げようぜ」
高校生1 「まあな」
高校生2 「なんかここ、一応天狗出るって噂らしいよ」
高校生1 「え、そうなの」
高校生3 「出た鞍馬天狗」
高校生1 「でも、ほんと?それ」
高校生2 「なんか昔からの言い伝えらしいよ」
高校生3 「え、じゃあ探そうぜ」
高校生1 「いいよ別に探さなくて、探して見つかるようなもんじゃないだろ」
高校生2 「夢がないな。一応修学旅行だよ。ノリで探したっていいじゃない?」
高校生1 「まあそうだけど、天狗探すって…」
高校生2 「現にさっきの神社だって天狗の置物置いてあったじゃん」
高校生1 「あ、あれそういうことだったの」
高校生3 「なんだと思ってたんだよ」
高校生1 「まあ子供だましかなーって」
高校生3 「あんまそういうこと言うなよ」
高校生2 「てか凛太郎は?」
高校生1 「え、ほんとだいない」
高校生3 「あいつまさか天狗に神隠しにされたとか」
高校生1 「そんなわけねーだろ。」
高校生1・2袖のほうまで探しに行く
高校生1 「…ほら居たよ。おーい凛太郎遅いぞ」
高校生2 「早くしないと置いてくぞ」
凛太郎遅れて登場
凛太郎  「待ってよ」
高校生3 「ったく、お前はどんくさいなー」
凛太郎  「しょうがないだろ。みんなの荷物持ってるんだから」
高校生1 「なんだよ。文句あんのかよ」
高校生2 「お前俺たちに歯向かうのか」凛太郎をヘッドロックしてグリグリ
凛太郎  「痛い痛い痛い。…そういうわけじゃないけど…」
高校生1 「じゃ、どういうわけだよ」
凛太郎  「もう、何でもないよ」
高校生3 「もう先行こうぜ。ちゃんとついて来いよ荷物持ち」
高校生三人笑いながら捌ける
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