私達の高校演劇
秋 高校2年 部長
志保 高校2年
真希 高校2年
真由 高校1年
絵里 高校1年
秋 「はい、じゃあこれで今日の部活は終わりです。連絡したとおり高校生は大会について話したいので残ってください、10分休憩で50分からやります」
全員「はい」
志保「もう5月だね、早いね」
真由「あの〜部長」
秋「どうしたの?」
真由「中1のみんなが発声できなくて悩んでるみたいで、」
志保「最初は悩むよね」
秋 「来週もう一回発声強化しよっか」
真由「お願いします。私達もまだできてるとは言えないんで」
秋 「そんなことないよ」
志保「うん、ね?まき?」
真希「えっ何が?」
秋 「あ50分だ、みんな出来れば紙とペン持って座って」
真希「えっなんの話だったの?」
志保「また帰り話す」
真希「えーーめちゃくちゃ気になるんだけど」
秋 「じゃあみんな揃ったんで話します」えっとまずみんな知ってると思うけどうちの部活は9月の終わりに大事な発表が2つあります。一つ目はうちの学校の文化祭、中学生の教室公演と高校生のホール公演、二つ目は高校生の大会、ホール公演と大会は同じお芝居をします。まあ難しいけど大会は勝ち進めば地区大会に進めます」
志保「まあ今年は無理じゃない」
真希「無理だね」
真由「えっなんでそんな事いうんですか?」
真希「高2みんな勝ちたい欲がないのよ」
志保「部長去年から大会アンチだし」
秋 「芸術を競うのすきじゃないのよ」
絵里「私も先輩たちの演技が見れて、大会の音響機器が触れれば十分です」
真由「えー本当?」
志保「中学生文化祭どうするの?教室でやる講演」
秋 「りかちゃんが台本書いてて」
真由「えっ部長読んだんですか?」
秋 「うん、見てほしいって言われて」
真希「えっずる、私も見たい」
秋「りかちゃんに許可もらいにいきな」
まき「えー部長特権じゃん」
秋「いいの、で、台本どうする?」
志保「なっち書いたあの漫才師の話でいいんじゃないの」
真希「うん、あれめちゃくちゃ良かった」
真由「私なつき先輩が書いた台本でやりたいです」
秋 「いやーでもさー創作は顧問絶対反対するよ」
真希「去年ヤバかったからね」
志保「顧問が変えろかえろ言う割に全然部活来なかったからでしょ」
真希「忙しいからしょうがないけどね」
志保「意味がわからないとか、意図がわからないとか」
秋「うん」
志保「……でも、なっちがやりたいんだったらやるべきだし、私達もなっちがやりたいことを一緒にしたい」
秋 「あらやだ、泣いちゃう」
みんな笑いながらニコニコする
真希「でも志保が言うことは本当にそう、なっちの台本やろう」
「うん」
秋 「じゃあそれでみんないいかな?」
志保「もちろん」
絵里「はい」
真由「お願いします」
真希「もちろん」
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