告白したら・・・
タイトル 「告白したら・・・」
作者 愛と飛行機
あらすじ
中学校の卒業式3日前、クラス担任のロミ先生が結婚を発表。
祝う生徒たちにロミ先生は「悔いが残らないように」と言う。
これを聞いたるなは、4月から好きだった月島くんに告白!?
らん、りお、そしてマミが好きになった人は・・・。
登場人物
らん・・・・・中学3年生。仲良し4人組。
りお・・・・・中学3年生。仲良し4人組。
るな・・・・・中学3年生。仲良し4人組。
れい・・・・・中学3年生。仲良し4人組。
ロミ先生・・・本名は広田ひろみ。
マミ・・・・・中学3年生。
※鴇原先生、カナミ、月島ツナキを回想シーンとして登場させることも可。
備考
・らん・りお・るな・れい・ロミ先生、セリフで登場する鴇原先生については
「こっくりさんはやらないで」参照。
・マミについては「たったひとつの願い事」参照。
・セリフで登場するカナミとツナキについては「AIロボット ヤラベアム」参照。
場面1
卒業間近の中学3年。放課後、担任のロミ先生を5人の生徒が囲む。
片側にらん・りお・るな・れいの4人。逆側にマミ。
れい 「ロミ先生!おめでとうございます!」
4人 口々に「おめでとうございます!」
ロミ先生 「みんな、驚いた?」
りお 「ロミ先生と鴇原先生、一緒にいること多かったから・・・」
るな 「もしかしてって、私たち思っていたんです!」
ロミ先生 「あなたたちの卒業前に公表するかどうか迷ったんだけどね」
らん 「先生、馴初めを聞いてもいいですかぁ・・・」
4人 口々に「知りたーい」「そんなこと聞いちゃう」「きゃー」「教えて」など。
ロミ先生 「かなりプライバシーに迫るわね」
らん 「私たちもいずれ経験したいから、参考にしたいんです」
ロミ先生 「一緒にいたのは、同僚だから・・・だけどね。
彼は私のことを意識していたようで、告白されたんだ」
れい 「なんて言われたんですか?」
ロミ先生 「普通に、ただ『好きです』って」
5人 口々に「きゃー!」「やるぅー」「直球!」など。
りお 「先生、それで・・・」
ロミ先生 「とりあえず『私のどこが好きなんですか』って聞いたら」
るな 「聞いたら・・・」
ロミ先生 「そしたら彼、『美人じゃないところ』て言うじゃない・・・」
らん 「いきなりですか・・・」
ロミ先生 「そう。さらに『さきいかみたいなところ』だって」
4人 口々に「あははは」「さきいかぁ」「なんで」「え―――」など。
ロミ先生 「私、カチンときちゃってさ・・・
『ちょっと考えさせてください』って言ったのよ」
りお 「それで破局!」
れい 「だから、結婚するんだって・・・ねぇ先生」
ロミ先生 「考えてみたら、まあ私、美人じゃないしね。
もし『美人』と言われてもお世辞だってわかるから・・・。
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