雪解けを待つ
雪解けを待つ
 
結城 桜(ゆうき さくら)女
榊原 晶(さかきばら あきら)男(女でも可)
朝日 六花(あさひ りっか)女
辰巳 恭弥(たつみ きょうや)男
藤代 真琴(ふじしろ まこと)女
夏木 新(なつき あらた)男
 
明転
榊原:おはよう
結城:う、うわぁ!だ、誰?!
榊原:ああ、いきなりごめんね、でも時間がないから、少し落ち着いて
結城:え、えと、は、はい
榊原:僕は一応神様って言われる様な存在
結城:神、様?
榊原:そう。結城桜、君は選ばれたんだ
結城:選ばれた…な、何にですか
榊原:ちょとしたキャンペーンにだよ。僕よりも偉い神様の気まぐれでね、人生に不満を持つ人間の為に、一つだけ願い事を叶えてあげる事にしたんだ
結城:は、はあ
榊原:でも、対象の人間全ての願いを、叶えるのは面倒くさいでしょ?だから、抽選で決める事になってね。その結果、君は見事当選したってわけ
結城:な、なるほど?
榊原:そして、僕は君の担当をおしつ…任されたんだよ
結城:そうなんですか…
榊原:と言う訳で君が願い事を決めるまで一緒に行動するからよろしくね
結城:い、一緒に、ですか?!
榊原:しょうがないだろ、上司からの命令なんだから…はぁ、めんどくさい
結城:ほ、本音が出てますよ
榊原:んん、さて、もう時間がないから詳しいことはまた後でね
結城:ちょ、ま、待ってください!
暗転
開幕
[放課後 空き教室]
(チャイムが鳴る)
明転
結城:あ、あの…なんで、学校来てるんですか
榊原:さっき言ったろ?また後で、って
結城:そ、そうですけど…そもそも榊原なんて人、クラスにいなかったと思うんですが
榊原:ああ、ちょと面倒くさかったけど…一応神様の端くれなんでね、簡単に出来るよ
結城:本当に神様だったんですね…
榊原:信じて無かったのかよ…
結城:ちなみにどうやったんですか?
榊原:…聞きたい?
結城:…いえ、やめておきます。
榊原:そっか、残念。…それより君、いつもこんな所で放課後過ごしてるの?
結城:まぁ、はい
榊原:へぇ…友達は?
結城:い、いません
榊原:そっか…
結城:な、何書いてるんですか
榊原:報告書だよ
結城:ほ、報告書?
榊原:そう、めんどくさいけど書かなきゃいけないんだよね
結城:わ、私の交友関係まで書くんですか?
榊原:そうだよ、君の性格、友人、経歴などなど書く事はいっぱいあるんだ
結城:そんな事まで…た、大変なんですね
榊原:本当だよ…はぁ、辞めたい
結城:は、はぁ…それより、前に言ってた願い事?っていうのはなんですか?
榊原:そのまんまだよ。君が望む事何でも一つだけ叶えてあげる。億万長者になりたいとか、友達欲しいとかね
結城:本当に何でも良いんですね…
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