気持ちには鍵をして
「気持ちには鍵をして」

キャラ
・狐嶋笙平(こじましょうへい)探偵 男
・高梨飛鳥(たかなしあすか)探偵助手 女
・熊木拳吾(くまきけんご)刑事 男
・土屋鎧(つちやがい)刑事 男
・天野響(あまのひびき)検視官 女
・徳井司真(とくいかずま)被害者宅の隣人 男
・中村久弥(なかむらくみ)幽霊 女
・寺滝史織(てらたきしおり)女

アンサンブル
・警官
・近所の人
・キャスター ※音声のみ



高梨が入ってくる。高梨、錠剤を飲み、倒れる。
狐嶋が来る。

狐嶋   「また、薬か。おい!起きろ飛鳥」

起きる高梨

高梨   「やっと、死ねたと思ったのに」
狐嶋   「お前、死ねないだろ」
高梨   「そうだけど」
狐嶋   「妖怪なんだから無理。妖怪は一度死んで、蘇った存在。ゾンビと同じ」
高梨   「良いじゃん。死にたいんだもん」
狐嶋   「やりたいことやるのは良いよ。けど、無理なもんは無理」

拗ねる高梨

狐嶋   「それより、今月の家賃。また大家に頼んで先延ばしにしてもらったよ」
高梨   「お、やった〜!」
狐嶋   「やった〜!じゃないんだよ。今月も仕事探さないと」
高梨   「だよね〜」
狐嶋   「他人事か?言っとくけど、誰のせいで先延ばしになってると思ってる?」
高梨   「え?」
狐嶋   「お前が毎月、自殺したいからって色々買ってきて。バレないとでも思った?」
高梨   「やべ。てか、こっちからも言わせてもらいますけど。金欠なの、笙平が依頼取って来ないからでしょ」
狐嶋   「…ッ」
高梨   「この探偵事務所、給料が良いって聞いたから入ったのに。蓋を開けてみたら、依頼が来ない!もっと宣伝したら?」
狐嶋   「仕方ないだろ。色々宣伝してんだが、来ないものは来ないんだよ」
高梨   「本当?」
狐嶋   「本当だよ」

ドアのノック
刑事が入ってくる


土屋   「居るか?」
狐嶋   「お、拳吾か」
高梨   「あ、熊木さん。こんにちは」
熊木   「おう。元気にやってそうだな。早速依頼が」
狐嶋   「お!依頼!」
高梨   「良かった〜。これで今月も生きられる!」
熊木   「また、お前ら金欠か。よくこの仕事やっていけるな」
1/19

面白いと思ったら、続きは全文ダウンロードで!
御利用機種 Windows Macintosh E-mail
E-mail送付希望の方は、アドレス御記入ください。

ホーム