パーティをしよう!
《登場人物》 ・生徒A(女)→まとめ役。部長。 ・生徒B(男)→ボケ。 ・生徒C(男)→ツッコミ。 ・生徒D(女)→脚本家。 *以下生徒部分を省略して書く
  部室。薄暗い部屋の中、4人は思い思いの体制で悩んでいる。おもむろにBがブリッチし始 める。
C「えっ!?何してんの!急にブリッチなんか!」 B「世界を反対に考えれば何か生まれるかもって思って...」 C「案外まともな答え...それで何か生まれたの?」
B「腰痛めた」
A「若いのにぎっくり腰とかならないでね」 D「あー!何も思いつかない!そもそもこんな狭い部室の中で考えてるからいけないんだよ!もっ と広い世界を見にいくんだ!」 C「何だよ?急に...てかそれで直帰とかしないでね?今俺たちは部員を集めたいの!そのために演 劇部らしく演劇でみんなを感動の嵐に包むんだろ!学校一の部員数を誇る部活にするんだろ!」 D「そんな人数まとめる技量ないんだけど。別に良くない?今のままの人数で」 A「部員が多いのは結構いいと思うんだよね。何より色んな人がいるから幅が広がるし」 B「今◯人しかいないもんな~」 A「それに脚本だって人数多い方がいいでしょ!部員が多ければ多いほど色んな人数使えるんだ し!」 D「それがそうでもないんだなぁ...自分には人数の多い登場人物をゾロゾロと動かす技量はな い!」
C「キッパリ言い切っちゃったよ...やっぱりまずはアイディアなんだよなぁ...」 4人「うーん...」 D「.........みんなが入りたいと思ってくれる...楽しいこと...あっ!パーティとか?」 A「パーティ?」 C「これまたぶっ飛んでるアイディア出ちゃったよ...パーティをテーマにするってなかなか難しい ぞ。それに普段の俺たちになって演劇じゃないって顧問につっこまれるぞ」 B「俺らの日常はパーティだって?」
C「やかましいわ俺たちは何を祝ってるんだよ!」
A「何でもない日万歳」 D「そうじゃなくてパーティって楽しいものじゃん?それはパーティの内容が大きく関わってると 思うのね?だからパーティの研究をしたら面白いアイディアが浮かぶんじゃないかと思って!」 A「アイディア出しのためにパーティを考えるのか...まあ確かにそれなら良さそうだよね」 D「じゃあ早速私からいっていい?」
A「オッケー」
D「エントリーナンバー1番Dいきます!」 C「最初にそれ言ったらあとの俺たちも言わないといけないやつじゃん」

D「私のパーティのイメージは...風船です!」
B「風船?」 D「そう!パーティの時ってそんな意味もなく風船壁に貼り付けがちじゃない?すぐ萎むし結局廃 棄するのにね」
C「自分からいっておいて否定的!」
D「それを研究してみようよ!」
C「でも研究ってどうやって...」
B「俺持ってるよ」
C「なんで!?」
A「タイムリーだね。せっかくだしいくつかもらっていい?」 B「ふっふっふーそう簡単に渡すわけがないだろう?とりあえずじゃんけんで勝負だ!」
  AとBが最初はグー、じゃんけんぽん!とじゃんけんを始める。
Aが負けた場合ここから→
A「嘘でしょう...パパにも負けたことないのに!」 C「なんだそのパパにも殴られたことないのにみたいなセリフ...てかパパ弱いな!」 B「最初はグーじゃんけ」
A「えっ!まだやってくれるの!?」 B「俺は戦う相手を求めていたからな...お前と戦うことが何よりの幸せだよ」 A「あらやだイケメン」
C「でも戦い方じゃんけんっていうね」
  AとBがじゃんけんを再開する。Aが勝利するまで続ける。
Aが勝った場合ここから→
A「よし勝った!風船いただくよ!」
B「そんなバカな...この俺が負けるなんて...」
D「負ける確率は1/3なんだよなぁ」
C「そんな自信があった意味がわからないね」 B「ううっ...この風船はお前にやる...立派になれよ...」
A「えっ!ししょーー!」 C「何やってんだよ...こんな感じで急に物語が始まっちゃうの演劇部だけだと思うよ...」 D「まあとにかく風船を作ってみよ」
  みんなで風船を分け合い膨らますB以外の3人。そんな中BがゆっくりCの元に行き、徐に 付箋を取り出し、Cの風船に貼り付ける。C空気が抜けないようにゆっくり風船を口から離す。
C「何してんの?」 B「こちら付箋を貼った風船です!」 C「急に駄洒落を差し込むな!」
  それに吹き出したAが風船を飛ばしてしまう。

A「あー!...やっぱり風船ってこれがあるから舞台では使いにくいわ」  D割り箸で風船を打ち上げ始まる。
D「風船って軽いから風で飛んでいっちゃいそうだよね。特に夏とか冬にやるとなると冷暖房で吹 き飛びそう」
C「いやなんで真面目な話してるなか割り箸で風船打ち上げてんの!?」
  D風船をうまく割り箸の上に着地できないか試みる。
C「けん玉みたいなことも始めてんじゃん!」 D「あーくっそ惜しいな...」 A「私たちに風船なんてもの時期尚早だったかもしれない...」 B「えー風船楽しいのに...」
  Bそのまま風船を割る。
B「次!」 A「じゃあ私行くわ。エントリーナンバー2番A行きます!私のパーティといえばで思いつくの は...誕生日です!」
C「安直だな」 D「あー誕生日パーティってやつ?演劇で誕生日パーティをするって結構難しくない?起承転結出 来なさそう」
B「でもものは試しでやってみたらいいんじゃないか?」 C「確かに頭ごなしで否定するのは良くないな。でも誕生日近い人ってこの中にいないだろ?誕生 日でもない人を祝うのはなんかちょっと...」 A「じゃあ誕生日の人を探しにいけばいいんじゃん!」
  A客席に向かってセリフ。以下手を上げてくれた人がいたら@のセリフまで飛ぶ。
A「本日誕生日の方いらっしゃいますかー!この中でいらっしゃったら手を上げてくださーい!」 B「なるほどこの人数なら1人くらいはいそうだ!」 C「その人をみんなでお祝いしたら何か掴めるかもだね!」 D「別に譲り合わなくていいんですよー!先生方や親御さんでもいいですからねー!」 A「...うーん見つからないか?」 B「まあしょうがないな誕生日なんて365日あるんだから1/365はきついわ」 D「でもどうするの誕生日パーティできないよ?」 C「いや先人は答えをもう見つけてる!なんでもない日を祝えばいいんだ!みんな歌ってくれ ミュージックスタート!」
# 音楽「happy birthday to you」みんなで歌う 最後の歌詞はhappy birthday dear み んなにする。

A「わーありがとうございます!これが誕生日パーティか...」 D「パーティの雰囲気はわかったけどまだなんかな...」 B「まだ足りないのか贅沢だな!」
@
A「あっ!あの方手を上げてくれてる!ほら名前聞いてきて」  マイクを持って手を上げてくれた人に聞きに行く。手を上げた人数 1人→Bが聞きに行 く 2人→BとCが聞きに行く 3人以上→名前は聞かずに$セリフへ。名前を聞いたら舞台に戻 る。ここら辺は臨機応変にお願いします。
B「◯◯さんでした!それでは◯◯さんに向けて歌います。みんな歌ってくれミュージックスター ト!」
  #セリフへ→
$
A「結構な人数が上げてくれてるんだけど!」
D「こんなにも今日に誕生日の人がいるんだ...」 C「誕生日が2人重なるのでも0.3%しかないらしいよ。これだけの人が重なるなんてすごい!」 B「これはみんなに向けて誕生日パーティをしよう!みんなも歌ってくれミュージックスター ト!」

  #セリフへ→
D「それじゃあエントリーナンバー3、Dのパーティ行きますか。私の思いついたパーティは...叩 いて被ってじゃんけんぽんパーティです!」
  A舞台袖にはけて叩いて被ってじゃんけんぽんセット準備。
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