僕らが繰り返す夏は
舞台は暗いままで声が聞こえる

渚「湊都、僕小さい頃にしたあの約束忘れないよ
   ずっと。」

明転 小さい頃の渚と湊都がいる

湊都「なぁ、俺達歳とってもずっと一緒だよな!」
  渚「当たり前じゃん、おじいちゃんになっても、
   ずっと一緒だよ。」
湊都「だよな!じゃあゆびきりしよーぜ!」
 2人「ゆびきりげーんまーん嘘ついたら針千本
      飲ーます!指切った!」
  渚「僕達、ずっと親友だよ!」
湊都「うん!おじいちゃんになってもずっと一緒!」
2人「約束!」
  渚「でも、針千本は重すぎない?」
湊都「確かに!」

2人笑っている(針千本は重すぎない?辺りから
フェードアウトしていく)

声だけ

湊都「約束守れなくてごめん、渚。」

明転(渚、湊都いる)蝉の声が聞こえる 舞台は暗め

湊都「いやー本当夏は暑いよね〜
   夏休み始まったけどさ、宿題とかだりぃな〜
  渚:もう、またそんなことばっか言って〜
   宿題とかよりも、もっと楽しいことに
   目を向けようよ!ねっ?」
湊都「まぁ、そうだな。」
  渚「あっ、湊都あれみて!」
湊都「ん?」
  渚「7月14日に夏祭りやるんだって!行こうよ!」
湊都「おっ、いいじゃん!」
 渚「夏祭り、楽しみだな〜」
湊都「夏祭りといえば、屋台だよな〜 」
   かき氷あるかな?焼きそばも食べたいな!
   いや、りんご飴か?たこ焼きもいいな〜!
   チョコバナナもいいな!」
  渚「食いしん坊にも程あるって!」
湊都「いやー屋台の食べ物ほど美味しい食べ物は
    無いよ!」
 渚「いやそれはお母さんに失礼。」
湊都「すんません」
  渚「てか、そろそろ時間だから僕帰るね...!」
湊都「了解〜次はいつ会える?」
  渚「今日が12日だから...明日、13日かな!」
湊都「分かった、じゃあ明日またいつもの
   時間でいつもの場所に集合な〜」
 渚「はーい、またね〜」
湊都「ばいばい〜」

暗転 

明転 渚いる 湊都来る

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