クソみたいな究極の選択。
『クソみたいな究極の選択。』
作:音佐りんご。

 ※本作は下ネタというか始めから終わりまでただただ下品ですので苦手な方は注意。苦手じゃなくても引くかもくらいですが一応取扱注意。

◇あらすじ◆
トレジャーハンターのエリオと相棒の運び屋カリスが依頼の帰りに偶然思い掛けないお宝を発見するクソシナリオ(直球)。

◆ちゅうい◇ ※声劇配信向けの案内。
性別やアドリブは自己裁量にてご自由に。
振り仮名等は振ってませんので、調べるかめんどくさければフィーリングでコレとかアレみたいに読んでください。
丁度本作はそういう話なので場合によっては混同するかもですが。
一応、難しい字ですと顰蹙(ひんしゅく)が混ざってたと思うので置いときます。
文字数が12,000字くらいで改行多め、40分±5分くらいを目安にしています。内容はほぼコントなので、リズミカルな掛け合いだと意外に早く終わるとは思います。
注意書きが長くなって恐縮ですが、最初にも書いた通り、ほんとクソみたいな下品な台詞が満載なのでお気をつけを。
でもふざけてるわけでは無いです。クソ真面目には書いてますということだけご理解いただければ幸甚の至りです。

◆登場人物◇
エリオ:エリオ・マルリス
エリオ:男。トレジャーハンター。しなやかほっそり体型。愛の深い恋人がいる。何でも入るバッグを持ってる。
カリス:カリス・レ・ヴォーチェ
カリス:女。トランスポーター。言い難い程良いガタイで着やせするタイプ。行方知れずの母親を探している。

 ◇◆◇◇◆◇

 街道が走る草原、その真ん中。
 街道の脇から、草原に佇む例のブツを見つめるエリオとカリス。

カリス:なぁエリオくんよ。
エリオ:なんだよカリスちゃん。
カリス:やめろきしょい、ちゃん付けすんな。
エリオ:ならお前もくんとか付けんな。で、何?
カリス:あんた、神って信じる?
エリオ:神? 信じたことはねぇな。
カリス:へぇ。
エリオ:祈ったことは死ぬほどあるけど。
カリス:あーね。今も祈ってたりする?
エリオ:どう思う?
カリス:祈っちゃってるね。
エリオ:……で、神がどうしたよ、カリスさん。
カリス:カリスさんは思うんだ。
エリオ:何を?
カリス:神さんってのはとんでもねぇクソッタレだってな。
エリオ:クソッタレかぁ、まぁ言いたいことは分かる。
カリス:ありがとよ。
エリオ:分かるけどよ、目を背けてても仕方なくね。
カリス:背けてんのは目というか鼻というか。
エリオ:現実を直視しなきゃ。
カリス:神さんの垂れたクソを?
エリオ:なぁ、カリスさんよ。
カリス:何だよ?
エリオ:このきったねぇ話やめない?
カリス:まぁ、激しく同意するが、やめて良いのこれ?
エリオ:そうだなぁ。
カリス:マジどうするよ、アレ。
エリオ:アレなぁ。
カリス:伝説級のアレなんだろ?
エリオ:まぁ、色んな意味で伝説級だな。見るの初めてだし。
カリス:嗅ぐのは?
エリオ:もっとねぇわ。
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