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Someday and more...　第一話

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◆「ひさびさー」
○「…」
◆「ん？　おーい？　聞こえるー？」
○「…」
◆「こっちの声聞こえてますかー？　ミュートじゃね？」
○「…」
◆「下のほうにあるマイクのマーク押してみて―？」
○「…もしもし？」
◆「あ、いたいた」
○「ごめんごめん。慣れてなくて」
◆「普段通話しないの？」
○「しないよ」
◆「友達いないの？」
○「いないよ」
◆「寂しい事言うなよ！」
○「自分が言わせたくせに…」
◆「私は？」
○「え？」
◆「私は友達？」
○「…多分。そうなんじゃないかな？」
◆「切ないリアクションされたー」
○「だって、双方が認識してないと友達じゃないでしょ？」
◆「あー。まぁ、別にそうじゃなくてもいいと思うけどね」
○「…君にとって俺は何なの？」
◆「友達友達！　大親友！」
○「しばらく連絡取ってなかったのに？」
◆「大親友は言い過ぎた。でも大事な存在だっていうのに変わりはないよ」
○「そっか」
◆「でね、ちょっと仕事の事で教えて欲しくて」
○「うん」
◆「同業で相談出来る人いないかなぁって考えてたら、いるじゃん！ってなって」
○「俺で分かる内容なら」
◆「ありがとー。こんな相談するなんて、何か大人になっちまったなぁって感じだねぇ」
○「歳を取るほど社会の面倒な部分に巻き込まれてってる感覚がある」
◆「悲しい」
○「大人になって国を支えるって、精神論じゃなく税金と保険料を納める事だったと
　　は…」
◆「悲しすぎる」
○「何の為に大人になったんだろうね」
◆「せめて自分の為でありたいけどね」
○「思えてる？」
◆「自分の為に大人になったって？」
○「そう」
◆「どうかなー」

■■■
夢見たいつか、更にその先へ。
written@2024

◆♂
○♀

第一話
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第二話
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第三話
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第四話
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第五話
https://haritora.net/look.cgi?script=19767
第六話
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全話
https://haritora.net/look.cgi?script=19769

歌い手ライブのリーディングパート台��

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