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そして、僕は空を飛ぶ

そして、僕は空を飛ぶ

【登場人物】

・飛田翔(とびたかける)…少年
・白峯真綾(しらみねまや)…少女

(声のみ)
・翔の幼少期(小学生)

【あらすじ】
屋上にいる少年。彼の夢は「空を飛ぶこと」。そんな夢を叶えようとした瞬間に少女は遭遇してしまう。たった一時の言葉のみの攻防戦。結末は未定。

【その他】
・少女の名前は何でも良いです

【本編】

:屋上(柵のようなものがあると良い)
翔、板付き(柵のようなものの前にいる)
［L］FI

翔幼少期「将来の夢。4年1組、飛田翔。僕の将来の夢は空を飛ぶことです。なぜかと言うと広くて青い空を飛んだら広くて青い海に飛び込むのと一緒だからです…」

翔「もし、空を飛ぶことができたら僕は…」

真綾、入る

真「あの」
翔「ん？」
真「何、してるんですか」
翔「何って」
真「危ないですよ。柵の外にいたら」
翔「あぁ」
真「状況わかってます！？」
翔「良いところだったのに」

翔、柵の内側へ移動

真「良いところって、思いっきり飛び降りようとしてたじゃないですか！」
翔「飛ぶ」
真「え？」
翔「飛び降りる、じゃなく飛ぶ！！」
真「一緒でしょ」
翔「一緒じゃない」
真「どっちにしろ自殺しようとしてたんじゃないですか」
翔「はあ？自殺？何言ってくれちゃってんの？」
真「いや、ここに来て柵の外にいたら誰でもそう思うじゃないですか」
翔「心外だね」
真「一般論です」
翔「まあいいよ。暇だったし。飛ぶ前に可愛い女子(おなご)と喋るのも悪くない」
真「おじさん臭い喋り方…」
翔「で、何の用？」
真「用っていうか普通に危ないから注意しただけで、あなたと喋ろうとなんて思ってませんよ」
翔「じゃあ、話しかけてこないでよ。飛ぼうとしてたのに」

翔、柵の外側に行こうとする
真綾、すかさず前に行って止める

真「だから、それを止めに」

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