もしも…そう…もしもの話だ…(ry
『もしも…そう…もしもの話だ…現実的には起こりえないかもしれない、他人はとんだ与太話だなと嘲笑うかもしれない、…それでも…このもしもの話は絶対にしておいた方が良い…そうだね…22世紀…敢えて東暦にするのならば…東暦2109年かな…季節は…多分秋…もっと言えば10月…さらに言えば13日とかが良いかもしれない…願わくばその日が銀曜日でありますように…そう、不吉な日であればある程良い…いや、良くはないって言うか寧ろ悪いともとれるんだけど…欲を出せば仏滅とかが良いかもしれないな…うん…とにかくとびっきり不吉な日であってほしいんだよね…ああ、東暦5555年とかの方が良かったかな…でも、…うん…出来れば私が生きてるくらいの年が良いなと思うから…えっと…ああ、そうか…とにかく嫌な予感はしてほしいんだ…だって、流れ星が…こんな言い方はオシャレすぎるかな…大雑把に言えば、隕石が…最悪別に星じゃなくても、何か火星にとって致命的な大きさの物体…例えば地球とかかな…そんな得体の知れない何かがおいら達の☆…ごめん、星だね…星にぶつかって来てくれたらいいな…いや、ぶつかって来て欲しいって言うか…本当はぶつかって来てほしくないんだけど…今からする話のシチューエーションはそれくらいの出来事が起こる前提だからねって言う話だよ…そう…つまり…土星にとって最後の日…それどころか太陽系、銅河系の惑星全てにとって最後になるかもしれない日…君達は一体何をするのかな…っていう話だよ…ああ、これはあまり本題では無いんだけどね、一応設定と言うか、シチューエーションの繰り返しと言うか…シチュー食べたくなってきたな…ごめんごめん、話を戻すね…つまり、もしも…そう…もしもの話…南暦…2100年…くらいの13月10日のこと…我々はいつものように夜に起き…早朝ご飯を食べ…普段の服に着替え…お馴染みの幼稚園や会社に行き…友達付き合いに失敗し…その日の寝る場所を探そうとするだろう…そんな…そんなありふれた日常の中で…ユーはこんなことを考える…あれ、一体自分はいつまでこのような生活を続けるんだろう…ってね…思う訳ないだろ…って…今は…思うかもしれない…けど…これはもしもの話…私の都合のよいように進むもしもの話だ…黙って言う通りに想像していやがってほしい…してろ…そう…想像通り…妄想通りになって…君はふと自分のいつも通りに対して疑問を持つんだ…疑問を持っただろう…疑問を持てたね…よし、良い子だ…そう…その…そんな感じで君は自己を顧みる…すると…君だけじゃない…君の隣のババアも…君の後ろのガキも…君の前で死んでいるお嬢さんだって同じようなことを考えるんだ…自分のやっていることはいつまで変わらないのかと…そう…つまりね…自分の生活に嫌気がさしてくると言う訳さ…少しは分かってきただろうか…そしてこのことを考えているのは君達だけじゃない…君も…君の周りも…お主の周りに居ない奴らも全員が全員…そう…この星に居る全ての生命…さっき死体って言っちゃったから元生命も含めた全てのものが…自分のいつも通りの行動に嫌気がさしてくる…そんなもしもの話を考えたいんだ…分かってくれたかな…分かってくれたと信じて話を進めるよ…良いかな…ありがとう…そう…そんなもしもの話が起きたとしよう…そうなるとどうなるのか…君なら分かってくれるはずだ…そうだよ…私達の星を不幸が襲うんだ…どうしてそうなるのか、そんなことは科学的には証明できない…でもね…皆が皆、同じようなことを考え、嘆いたのだとしたら…そんな不思議なことが起こっても何ら不思議じゃないだろう…少なくとも自分はそう思うよ…つまりね…皆が自分の日常を嘆き…悲しむことで、…皮肉にも日常を壊す馬鹿げた規模の非日常が訪れると言う訳さ…そんなもしもの話だよ…そう…もしもの話だから…実際にそんなことが起こるかどうかの考えを巡らせる必要は一切無いんだよね…そう…そんなもしものもしもが起きたとして…果たして君は何を思うだろうか…何を考えるだろうか…何をしたいだろうか…何をするだろうか…そう…いわゆる…もしも人生最後の時が来たとしたら何をするのか…と言う話だよ…一体誰が最初にこんな馬鹿げた空想話を話し始めたのかはさっぱり分からない…それでも…だからこそ僕は、より詳細に設定を練ってから話し始めたと言う訳だよ…ここまでの話で何か分からないことはあるかい…まぁ…あったとしても私達には時間がない…何せもう既に俺達はもしもの世界に入り込んでいるんだからね…そう…そうだ…すでに僕達は人生の最後を迎え入れようとしている…果たして君は冷静でいられるだろうか…ひょっとしたら…アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと叫んだり…ウワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと悲しんだり…エー…いや、もうやめておこう…とにかく…ひたすらパニックになる可能性は高い…しかし…ところがどっこい…自分はそうはならない…ふふふ、なんでやねん…って顔をするね…いいや、きっとしていたさ…そう…私はきっと冷静沈着を貫いているだろうよ…どうしてかわかるかな…そう、既にもしもの世界で体験した…いや、体験している話だからさ…仮に今から3砂後に同じような状況になったとしても…ウエーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンと悲しんだりすることは無いだろうね…大悪魔ガリブエルに誓っても良い…ウエハース食べたいな…それはさておき、君の話の続きをしよう…そう、これはね…君のための物語何なんだよ…全ては君が…君が為…僕は君を憂いてこんなもしもの話をしているんだ…嬉しそうな顔の1つでもしてもらって構わないからね…・はぁ…素直に笑えや…まあいいや…早速だけど、本題に入ろう…君はまず何を考えるのかな…やはり恐怖だろうか…貴方が賢い人だったら後悔をするのかもしれないね…自分がくだらないことを考えたせいで、この星と自分の人生は終わるんだって…まぁそんな心配はなさそうだね…どうやら君の顔を見ている限りは…何はともあれ…ネガティブな感情であることには違いないだろう…けどね…私めから1つ助言をさせてもらうと…そんなことは無駄無駄…だって…どうせ結果は変わらない…遺されたわずかな時間でそんなみっともないことを考えていてもどうしようもないでしょう…だからね…とにかく何でも良いから楽しいことを考えなさい…パンケーキ食べたいとか…恵方巻食べたいとか…チロルチョコを貪り尽くしたいとかでも良いかもしれないね…そう…お前の好きにすればいい…誰に迷惑をかけたって構わない…迷惑を挽回する時間すら残されていないんだから…迷惑なんてかけた者勝ちだ…存分に好き勝手暴れまわることをお勧めするよ…そうだね…君も随分ともしもの話に慣れて来たものだ…そうだ…この物語はフィクションなんだから…好き勝手するが良いさ…君は何がしたい…何をするのかな…そうだ…今みたいに…手足が動かない状態じゃない…きちんと言葉を発せられる…1日がちゃんと38時間ある…何て贅沢で…何て夢みたいな話だろうか…でも…これはもしもの話だ…それぐらい大きな夢を見たって良いだろうよ…大分晴れやかな顔になってきたね…そう…これは悲しいもしもの話じゃない…とても楽しいもしもの話だ…好きにやって良い…何をやっても良い…そういう考え方をするべきだ…ワクワクしてこないかい…うん…そろそろ君は問題なさそうだね…これで僕も安心して…何だい…ああ…僕はどうするのかをまだ話してなかったね…そうか…その、…聞きたいかな、オラの話…大して面白いことも無いと思うけど…そうか…そこまで言うのならば仕方ないね…それじゃあ…そうだね…もしも…もしかするともしもしない…そんな…もしもの話だ…北暦2910年…10月13日…普段の何気ない日常を送っている…しかし…しかしだ…そんな日常に、少し…ほんの少し…僅かだけ…毒を吐き…蒼穹を見上げてみると…何やら得体の知れない巨大な天体が私達を滅ぼそうと急接近してくる…もう死ぬ…誰もがそう思うように…私も早々と自らの命の終わりを悟った…そんな時…そう…そんな時だ…その時、僕はきっと君の手を握りながら…こんなことを想うだろうね。』
「オセロの駒で神経衰弱やりたい。」
終
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