たとえ世界が短くても
.たとえ世界が短くても 第4稿
たとえ世界が短くても
はりとら版
2023年8月19日作成
作 山上祐輝
.登場人物
あらすじ
●つむぎ/夏野 紬(17) /高校2年生
転校生が気になる 真面目で優しい。
●いのり/前田 衣乃梨(17) /転校生
つむぎが好き。ボーイッシュ。家庭環境が複雑。
●じゅり/金森 杏南(17) /幼馴染
つむぎの幼馴染。彼氏をよく変えている。ややギャル。
●きよ/流川 清美(17) /部長
つむぎの部活の部長。恋愛関係に弱い。つむぎが好き。
●みら/明日香 未来(16) /後輩
つむぎが好き。べたべたと絡む。主人公が推し
●ふうか/西園寺 風香(18) /先輩
いけめんぽい。強引なタイプ。男っぽい。
●のぞみ/綾辻 望(18) /先輩の元かの
のぞみが好き。家柄が厳しく先輩と別れる。
●さえ/吉岡 冴(28) /先生
へんてこな服装の先生。
●なたね/風森 菜種(17) /同級生
つむぎの同級生。噂好き。ふうか先輩推し。
●ふたば/新緑 双葉(17) /同級生
つむぎの同級生。外の交流がある。
.01 物語のはじめ
01 物語のはじめ
放課後の教室。
つむぎといのり。教室の端に二人。
いのりはつむぎにキスをする。
つむぎ「・・・どうして?」
いのり「私の世界は短いから。だからどうしても、人生の最後に憶えておきたくて。」
つむぎ「人生の最後?それってどういう・・・?」
いのり「でもやっぱりこんなのに巻き込めないや・・・好きだから。じゃあね、つむぎ。これ、ありがとう。」
いのり、白いハンカチをつむぎに渡して、教室から去っていく。
つむぎ「・・・いのり。わたし、いのりのこと・・・。」
つむぎ、動けずにいる。
教室の日が暮れて、暗転。
つむぎ(声)「10月のとある放課後。その日を最後に、いのりはいなくなった。私に唇の感覚だけを残して。」
場面転換。
オープニング。
暗転
.02 出会い
02 出会い
時間が巻き戻る。
つむぎが立っている。
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