ベッドの下(30分)
ベッド下絶対防衛ライン
智樹(ともき)...とっても健全な高校2年生。つっこみ気質。
健(たける)...悟り世代な中学2年生。大人しめ。犬系。
遥香(はるか)...せっかちな大学1年生。長女。絶望的な家事センス。
楓(かえで)...智樹の彼女。メンヘラ気質少しアリ。
沙耶(さや)...母。
【舞台セット】:智樹の1人部屋
ベッドに見えるもの:必須
本棚:準必須
椅子
スピーカー
R-18っぽく見える本:必須
照明フェードイン。智樹の部屋が照らし出される。智樹登場
智樹「ただいま帰りましたよーっと」
荷物を置く。部屋をきょろきょろ見回す。綺麗になっている自分の部屋に気づく。
智樹「(部屋の出入口を覗きつつ)ねー母さん。部屋掃除してくれた?」
沙耶(声だけ)「したよーー。アンタ今日彼女来るんでしょ」
智樹「あ~ごめんありがとー。でも部屋入るとき一言言ってねー」
沙耶「ごめんねー。次から気を付けるー」
智樹「よろしくー」
出入口を覗くのをやめる。
智樹「いやー。いいねぇ部屋がきれいだと。...あー緊張するなぁ」
荷物から弁当箱を出したり、本棚の漫画をぱらぱら読んだりしてみる。(7秒くらい) その後、何か急に思い出したようにハッとし立ち上がる。
智樹「待って...あれ...?勝手に掃除したの...?」
恐る恐るベッドの方に向かい、しゃがむ
智樹「ふうぅぅぅぅぅ(深呼吸)」
天に祈る
智樹「せーのっ!」
ベッドの下に勢いよく手を突っ込む。一拍置いて
智樹「(ここテンポ良く)セーフ。ばれてなーい。危なーい。心臓に悪いわまじで。これバレたらどうしようもないからな」
沙耶「何がばれたらって?(登場)」
智樹「おわぁびっくりした!勝手に入ってくんなって!」
沙耶「弁当箱取りに来たの」
智樹「あぁ...うん。じゃなくて、一声かけてくれって話」
沙耶「あぁごめんごめん」
沙耶、おもむろに部屋を出る。すぐに回れ右をしてドアノックのパントマイム
沙耶「こんこん」
智樹「はーい。どうぞー」
沙耶「がちゃ」(入ってくる)
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