喪女計画的奮闘記
喪女計画的奮闘記


エリカ 化学同好会会長。モテない


マホ 化学同好会副会長。モテない


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舞台上には長机と椅子ふたつ。パソコン2台が机の上においてあり、真剣な面持ちで二人の女性が会議をしている


エリカ「打算的で腹黒く、そして確実に男をハントする。あざと系女子というものはなんとも…」


マホ「ええ‥」


二人「「聡明ですよね…」」


エリカ「我々も見習わなければなりません。なぜなら私達には一度も彼氏ができたことがないのですから」


マホ「由々しき事態なのですね」


エリカ「研究に研究を重ねた理論が瓦解していく様は圧巻でしたね」


マホ「可愛く見える角度。一番男を興奮させる声。そしてファッション。全てを組み合わせても敵わなかった」


エリカ「だから私はあのとき言ったのです。薬を開発しましょうと…」


マホ「それは断じてなりません。そんな薬で手に入る愛などまやかしにすぎないのですから」


エリカ「まやかしでも愛がほしいです...」


マホ「...」


エリカ「希望はまだあります。あざとかわいいというものを解明するのです」


マホ「そうですね…しかしこの研究、進めてわかったのですがこれは前研究したかわいい角度や声と結びつくの
では?」


エリカ「なるほど。。。というと?」


マホ「可愛さを狙って出すさまがあざといのであって、最終的に行き着くところはかわいいなんですよ」

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