コメディ「クロスワード」(短編)
4人芝居。30分版
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下記のグーグルドライブに正式な台本データ(word版/PDF版)がありますので、よろしければこちらからご確認ください。
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↓テキストのみ台本データ↓
【クロスワード】(短編版)
水谷健吾
※この作品は連作短編集『クロスワード』に収録されている物語です。この作品だけで完結していますが、連作短編集『クロスワード』全体をご覧いただくことでよりお楽しみいただけます。
【登場人物】】
小暮昭仁:官僚、達也と幼馴染
ほび:フリーター
山城達也:ビオラ演奏者
藤谷ミカコ:達也の彼女
【本文】
舞台は謎の部屋。久しぶりに集合している大学時代の同級生たち。ほびが不思議な本を開けた瞬間、全員、謎の部屋に飛ばされてしまっていた。
舞台上にはホワイトボードが置かれ、そこにはクロスワードが書かれている。ほび、ミカコが舞台上にいる。
図0
明転。
小暮、達也、下手から戻ってくる。
達也「ダメだ」
小暮「全然びくともしない」
ミカコ「えー」
ほび「な?俺が言った通りだろ?」
達也「お前、なにしたんだよ?」
ほび「なんもしてないよ」
達也「なんもしてないのに、こんなわけわからん状況にはならんだろー」
ミカコ「携帯もずっと圏外だし」
達也「ミカコ、大丈夫だから」
ほび「ふぉ〜」
達也「お前、状況わかってんのかよ!」
小暮「一回情報を整理しよう。えー、駅から居酒屋に向かう途中、俺たちは、とある廃墟ビルの前を通りがかった」
ほび「うん」
小暮「するとほびが肝試しをしたいと言い出し、ビルの中に入っていった」
達也「アレが良くなかった」
ミカコ「私、嫌な予感してたんだー」
ほび「今さらそんなこと言うなよなー!」
小暮「俺たちがほびに追いついた時、ほびは床に落ちていた本を開くところだった」
ほび「あ、クロスワードの本ね」
小暮「そのクロスワードの本をほびが開いた瞬間、本の中身が光り出し、俺たちは気を失った。気づくと俺たちはこの真っ白な部屋にいて、入り口の扉は開かず、そして、なぜかこんなもの(ホワイトボード)が置かれていたと」
ミカコ「あ、あとこの文字ね」
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