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荒れた海でまた会おう

荒れた海でまた会おう

あらすじ：どこからともなく波の音がする。海が近いわけでもないのに。そこにはラジカセと演技をする一人の青年がいた。青年は彼に言う。「また会おう」と。名前も場所も何も聞かなかった彼が、青年とまた会う為の手がかりは、青年の云った台詞と手紙、そして波の音が「荒れた海の音」だったこと。

目安時間：40分

CAST
都筑蒼瀬（ツヅキアオセ）陸と仲良くなった青年。通称アオ。とても不思議で未知なオーラを纏っている。
浅見陸（アサミリク）冴えない郵便局員。基本配達を担当している。あまり社交的とは言えないが、仲間思い。
川端大和（カワバタヤマト）陸の同僚。穏やかでみんなの母親みたいな存在。
笠井友志（カサイユウジ）陸の同僚。男子高校生感が抜けていなく、美晴に恋している。
桜樹美晴（サクラギミハル）陸たちの同期で、郵便局の窓口の受付を担当している。
若月伊織（ワカヅキイオリ）陸たちの職場の先輩。明るく、気前がいい。
花田朔（ハナダサク）郵便局の常連。局員の人たちとは世間話をする程の仲。
沖田光（オキダヒカル）初めて舞台の郵便局に訪れるお客さん。内気で礼儀正しい。
楠帆香（クスノキホノカ）光の手紙の受取人。光とは友人関係。劇団に所属している。

舞台は暗い状態

自転車のベルの音

陸「郵便です！郵便です。郵便です…郵便です……」

舞台が明るくなり激しい波の音が聞こえてくる

陸入ってくる

陸「郵便で＿＿。あれ、これ…波の音？凄く激しいなぁ…ここは…海は近くない筈。あれ、ここへ郵便物なんて…あったのか？」

陸が歩き出す

波の音はずっとそのまま暗転

蒼瀬が舞台袖に立っている

陸が入ってくる

陸「音の根源は…ここk」
蒼瀬『ねぇっ…僕は君を信じてる…信じてるよ…？…だから、疑わないでくれ！お願いだ！！僕なら…君を変えることができる。だから…この先を越えたら、もう君と僕は会えないよ…』

沈黙

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