プリンの恨み
「プリンの恨み」

まゆみ
ふみや


まゆみ、帰ってきて真っ先に冷蔵庫に駆け込む。


まゆみ:ただいまー!プ・リ・ン♪プ・リ・ン♪あれっ?どこにしまったっけ?プリンプリンプリン……。 えっ 嘘……。プリンがない……。どうして……。
ふみや:おかえりー。どうしたー?
まゆみ:昨日買ったプリンが無いの!今日帰ってきて食べるの楽しみにしてたのに……。
ふみや:あっ。それ2つとも食べちゃった。
まゆみ:嘘……。なんで……。どうして……。
ふみや:ごめん、他に食べるものなくて。代わりに今からコンビニでプリン買ってくるよ!
まゆみ:あれじゃなきゃダメなの!駅前のケーキ屋で1日50個しか売ってないレア物なの!あたしがどんな思いで買ったか分かってない!返して!あたしのプリンを返してよ!
ふみや:じゃ、じゃあ来週俺が買ってくるよ。
まゆみ:今食べたかったの!
ふみや:ごめんて。そんなに怒らなくてもいいじゃん。
まゆみ:どうして……。どうしてよ……。どうしてプリンたべちゃったのよ!
ふみや:だから謝ってんじゃん。
まゆみ:謝って済むことじゃないの!
ふみや:ホントごめんって。
まゆみ:もうやだ。もういい……。……。帰る。
ふみや:へ?
まゆみ:実家に帰る。
ふみや:ちょっ、どうしたんだよいきなり。
まゆみ:……。(無言で荷物をまとめだす)
ふみや:まゆみ!俺を一人にしないでくれ!まゆみいぃぃぃーーー!!!

まゆみ、家から出ていく。



  End



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