新解釈:赤ずきん
赤ずきんが如く
新解釈:赤ずきん
・ナレーター  ナ ツッコミ役
・赤ずきん   赤 銃器の扱いに長けている
・お母さん   母 スジモン(若頭)
・五十嵐    イ お母さんの部下
・十文字    ジ お母さんの部下
・お婆さん   婆 スジモン(組長)
・狼      狼 それなりに強い
以下、声のみの役
・花畑の管理者 花 被害者

ナ「昔、あるところに赤ずきんという少女がおりました。」
赤「お母さん、お婆ちゃんの家に行かない?」
母「そうねぇ、でもお母さん仕事があるし…たまには一人で行ってみてくれない?」
赤「うん、面白そう! いいよ!」
母「あ、そうそう。お婆ちゃんにこれ渡しておいてくれる?」カゴを渡す
赤「えーっと…お肉と…焼酎…?」
ナ「えっまじで!?」
赤「うん。ほら」
ナ「うわ、本当だ…焼酎って…焼酎ってさぁ…」
母「…続けていいかしら?」
ナ「あ、すみません。どぞどぞ」
母「お婆ちゃんはそれが大好きなの。今は風邪を引いて具合が悪いらしいから、お土産に持っていってあげて?」
赤「うん、わかった! 行ってきます!」
母「ああ待って赤ずきん!大切なものを忘れてたわ。はい、これ」布で隠して銃を渡す
赤「これは…?」
母「中身は秘密! でも、もし赤ずきんに何かあったらこれを使うのよ?」
赤「…うん!」
母「あと、最近森で狼が出るらしいから、気をつけてね!」
赤「はーい!行ってきまーす!」
母「行ってらっしゃい…よし。五十嵐、十文字、出てきていいぞ」
イ「へい」登場
ジ「隠れるの大変でしたぜ、若頭」登場
ナ「ちょい!」
母「…何かしら?」
ナ「は!? …えっ?あれ…?赤ずきんのお母さんの仕事って何…?」
母「私はここらで一番強い組の若頭を…」
ナ「ねえなんで!?」
母「なんでってそりゃあ…」
イ「若頭は強いんでさぁ」
ジ「若頭にハジキを持たせりゃあ街一つ消せるって言われてんです」
ナ「…設定濃すぎじゃない?」
母「お、何か文句が?」
ナ「あ、いや、別に…」
母「いいんだよ?文句があるなら言いな?」
ナ「いや、無いです! 無いですからそんな物騒なモノしまってください!」
母「にしてもあの子、心配ねぇ」
イ「大丈夫でさぁ若頭! 赤ずきんはうちの組で若頭の次に強いんでさぁ。死ぬこたぁありゃせんぜ」
ジ「噂の狼ごとき、ハジキもいらねえんじゃねぇですかい?」
イ「もっともだ!」
ジ、イ「あっはっは!」
母「さて、五十嵐、十文字。組長に顔出すついでに赤ずきんの護衛も頼むよ?」
イ「へい」退場
ジ「任せてくだせぇ」退場
ナ「まさか、組長って…」
母「赤ずきんのお婆ちゃんね」
ナ「あー、なんかもうやだ」
母「大丈夫?ヤクあるわよ?」
ナ「吸わねぇよ!」
ナ「…なんっつーか、もうナレーター辞めたい…」
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