脚本ダウンロードサービス

人狼劇

人狼劇

〇登場人物（演じる時は本名で可）
・A…自称市民。
・B…自称占い師。
・C…自称占い師２。
・D…自称霊媒師。
・E…自称騎士。
・Z…ゲームマスター。

１．
　・舞台の中央に椅子が５つ。それぞれ座って寝ており、Zだけが舞台端で立っている。
Ｚ　皆さん、おはようございます。朝になりました。
　・皆が目を覚ます。
Ｚ　残念ながら、今朝は村役場の前でＦさんが無残な姿で発見されました。…それでは本日も怪しいと思われる人物を１人選んで下さい。私は投票の時間にまた来ます。（退場）
A　とうとう残り５人になっちまったな。
B　Fさんも死んじゃった…。G君もHさんもIさんも皆、皆良い奴だったのに…
D　おい、泣くなよ。殺された皆の為にも犯人を探し当てないと。
Ｅ　そうですよ、泣いたって何も始まりません。
Ｂ　…あぁ、そうだな。
C　白々しい演技もそこまでだ、Bさん。
Ｂ　何だと？
Ｃ　皆聞いてくれ、私は実は占い師でね。昨晩皆が寝静まった後、彼女を占ったんだ。結果は…「人狼」だった。
Ｂ　………ち、違う！私は人狼じゃない！皆信じてくれ！私が本物の占い師だ。こいつは?をついている！
Ｃ　果たしてそうかな？皆、思い出してほしい。彼女の占い結果は誰に対しても「市民」だった、そうだったよな？
Ａ　確かに…
Ｄ　言われてみれば…
Ｂ　それは…だって、本当なんだ。本当に皆「市民」だったんだよ。
Ａ　そんな偶然有り得るのか？あんた今まで何人の人を占ったんだよ。
Ｂ　…１５人だけど。
Ｃ　ほう。その１５人が全て「市民」だったと？
Ｂ　…そうだ。だって事実なんだから。なぁＡ。あんたは私の占いの結果通り、「市民」なんだろ？そうだよな？な？
Ａ　まあ、そうだけど。
Ｂ　ほら見ろ、私の占いは正しいだろ？
Ｃ　まず君は壮大な勘違いをしている。
Ｂ　勘違い…だと？
Ｃ　占い師の結果はなぁ…「人間」か「人狼」かなんだよ！「市民」とは判別されないんだ！
Ｂ　な、な、何だとーーー！（崩れ落ちる）
Ｄ　話は決まったな。おーい、ゲームマスターさん。投票お願いしまーす。
Ｚ　（登場）かしこまりました。それでは皆さん、最も怪しいと思われる人物に投票をお願いします。
　・A,C,D,EはBに投票。Bは力なくCに投票。
Z　それでは投票の結果、Bさんはこの村から追放となります。
　・Bを雑に舞台外に投げて退場させる。
A　あぁ…これでこの村にも平和が…
D　Cさんのおかげだな。
E　Cさん、ありがとうございます。
C　いえいえ、そんなとんでもない。
Z　ゲームは続行となります。
４人　え！？
Z　それでは皆さん、お休みなさい。また明朝、命があればお会いしましょう。
　・Zが指を鳴らし、暗転。

２．
　・椅子が１つ消えている。
Z　皆さん、おはようございます。朝になりました。
　・皆が目を覚ます。
Ｚ　おめでとうございます。昨晩の犠牲者はいませんでした。
C　お、やった！
Z　…それでは本日も怪しいと思われる人物を１人選んで下さい。私は投票の時間にまた来ます。（退場）
C　良かったな皆！…皆？…どうしたんだよ？私をそんな目で見て。

1/3

面白いと思ったら、続きは全文ダウンロードで！