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悪魔に願いを

悪魔に願いを
Ａ（アホ生徒）レン　Ｂ（ツッコミ生徒）ゲン　　Ｃ（気弱な生徒）カズ　Ｄ（のんびり生徒）エルタ　Ｅ（悪魔）イフリート
　　
舞台は教室。机がいくつかある。レン、ゲン、カズ、エルタがいる。皆、雑談したり帰りの荷物をまとめたりしてる。
レン「（思い出したようにゲンを見て）なあゲン、昨日のアレ、観た？」
ゲン「アレ？」
レン「（バッとポーズを決めて）受け身ンライダーだよ」
ゲン「ああみたぞ、面白かったな」　
カズ「え！昨日やってたの！？」
エルタ「カズ観てないの！？『劇場版受け身ンライダー　結局受け身で世界は救えるのか！』、昨日テレビで地上波初放送やってたじゃん」
カズ「（思い出して）・・・ああああああああ！そうだったあああああ、録画忘れた・・・」
レン「そう落ち込むなよ。そうだ！この後うちに観に来いよ、俺録画してあるからさ」
カズ「いいの！？ありがとレン！」
エルタ「そういえばさ、皆は受け身ンライダーのどの話が好き？」
ゲン「急だな・・・。俺は、受け身ングリーンが命がけで市民を守る話かな。何度倒れそうになっても立ち上がって皆を守るグリーンがかっこよかったのを覚えてる。」
ゲン「（受け身ングリーンになりきって）この町の人たちは俺の命に代えても守る！（素に戻って）かっこいいよなあ」
レン「あーシーズン６のやつね。俺は、シーズン８の、受け身ンレッドが、裏切った受け身ンパープルを許してあげる話だな。そこから生まれたレッドとパープルの新しい友情に感動したよー」
レン「（受け身ンパープルになりきって）俺は、お前達を傷つけた！何の関係もない一般市民が苦しむ作戦にも加担した・・・・・！俺にはもう！受け身ンライダーを名乗る資格はない！」
沈黙。レン、誰か受け身ンレッド役やって！とアピールする！満を持してエルタ。
エルタ「（受け身ンレッドになりきって）そんなことはない！！確かに、お前は多くの人を傷つけた。それは決して許されることではない・・・・。だがさっきの戦いを通して感じた。お前の受け身はさらに洗練されて強くなっていた。俺は！そんなお前の受け身をまた隣で見ていたい・・・・！パープル、俺と人類の為にもう一度共に戦ってくれないか！？」
レン「レッド・・・・！」
エルタ「パープル・・・・！」
レン「レッド！」
エルタ「パープル！」
レンエルタ、がしっと抱き合う。（固い握手でも）
エルタ「（素に戻って頷いて）あったあった。・・・僕は、受け身ンブルーが百人に増殖する（アドリブで変えてみても面白いかも）回かなー」
エルタ「（受け身ンブルーになりきって）俺が！俺が！俺が！俺が！百人に！百人に！百人に！百人に！増えてしまった！増えてしまった！増えてしまった！増えてしまった！（アドリブ次第で変えてもヨシ）」
ゲン「えっ？そんな話あったっけ？」
レン「あー、あれだろ？スピンオフのやつだろ？」
カズ「え！？そんなスピンオフあるの」
エルタ「嘘だよ。そんな話ないよ」
ゲン「ないのかよ！レンも知ったかぶるなよ・・・」
エルタ「（笑う）ごめんごめん。それで、カズは？」
カズ「え？」
レン「お前の好きな受け身ンライダーの話だよ。何かないのか？」
カズ「・・・・・受け身ンブラック初登場の回かな・・・」
ゲン「だいぶマニアックだな。でもわかる気がする。それまでは非戦闘キャラで、何の特徴もない奴が戦いに参戦したからワクワクしたのを覚えてるよ」
カズ「（受け身ンブラックになりきって）人の世に神などいない・・・・。ならば俺が神になる！」
エルタ「あれ、そういえばなんでブラックは受け身ンライダーになれたんだっけ？」
レン「悪魔が現れて願いを叶えてくれたんだろ？いいよなー、俺も悪魔に願い叶えてもらいたいよー」
カズ「僕も、大したことじゃなくていいから叶えてほしいよ・・・」
エルタ「でも受け身ンブラックって、最後その悪魔に代償として魂をとられて死んだんじゃ・・・」
レンカズ固まる　暗くなる
カズ「そうだった・・・」
レン「俺やっぱ叶えてもらわなくていいや・・・・」
ゲン「暗くなるなよ・・・。もう、レンの家に受け身ンライダー見に行こうぜ？早くしないと日が暮れるぞ」
カズ「・・・・それもそうだね」
レン「行くか」　　　レンゲンカズエルタ荷物をまとめてはけてく　レン立ち止まって考える
レン「悪魔に願いを、か。（思いついて）・・・・・明日探してみるか」　レンはける　暗転
次の日　レンカズエルタ、一つの机を囲んでいる。なんか構えてる？
カズ「ね、ねえ、本当にやるの？」
レン「ここまで準備しておいて何言ってんだよ、当たり前だろ？」
エルタ「どうなるんだろうなあ、楽しみだなあ。」
レンカズエルタワクワクドキドキ　　ゲン入ってくる　レンカズエルタに気付く
レン、ラノベを取り出す
レン「我が呼び声に応えよ！サモン！」　　ゲン突っ立ってみてる
エルタ「おお！それっぽい！」
レン，別のラノベを取り出す
レン「えーと、しげんのりゅー・・・やみのほのーのこ・・・・汝の名は！ばはむーと！」　　沈黙
カズ「・・・・バハムートって名前じゃないと思う・・・」

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