Hello Happy World

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12月24日、私たちの部室に天使が舞い降りた


〇登場人物(男2,女5,計7)
リカ:活発なムードメーカー。大会の劇では愛子(娘)役。
マコト:部長。真面目。母役。
ミクル:カズキの彼女。幼い姉弟がいる。照明。
カズキ:ミクルの彼氏。兄貴肌。父役。
タエ:弱気。音響。
ユウキ:1年生。何かと空気が読めない。ワンタウロス(犬)役。
教頭先生:お節介なおばちゃん先生。感染症に敏感。
レナ先輩:大学生のOG。出演無し。



〇劇中歌
♪Carol of the Bells/Libera
♪Angel(天使のくれた奇跡)/Libera



〇舞台
演劇部部室。机と椅子が乱雑に置いてある。掃除用具入れ。黒板。衣装や台本などが棚にしまってある。棚の上にはラジカセ(CDプレイヤー)。


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♪ Carol of the Bells/Libera
開幕
青白く、暗い空間
まるで天使が踊っているかのようなしなやかで、神秘的なダンス
一人がの中央、机の上に上り、両手をかかげる
周りはそれに向かって手を伸ばす
中央に一筋の光、それはまるで天からの授かりもののように
中央の一人を残して周りは踊りながら去る
一筋の光が消えていくとともに授かりものを抱くように胸に手を当てる一人
暗転


第一景 クリスマスイブ

12月24日、朝
演劇部部室前
教頭「もうほんとに冬休みだっていうのにわざわざ学校に来てるのよ私。」
教頭、寝巻き姿で鍵を持って登場
リカ、その後ろを愛想笑いをしながら登場
二人ともマスクをしている
リカ「いやぁすいません。教頭先生には感謝しかありません。」
教頭「大会が近いのは分かるけどねぇ。くれぐれもマスクは外さないでよね。それと換気もしっかり。ただでさえ大声出すんだから。」
リカ「もちろんもちろん、分かってます。いやぁわざわざありがとうございます。本当に演劇部一同頭が上がりません。」
教頭、部室の鍵を開ける
教頭「はい。今日は先生方もいないんだから問題起こさないでちょうだいね。」
リカ「もちのろんです!」
教頭「あとね、マスク。稽古だろうがマスクはしっかりしなさいよ。分かってるわね。」
リカ「分かってます分ってます。あとは私だけで大丈夫ですから先生は休んで。」
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