清姫奇譚
.清姫奇譚 第2稿
清姫奇譚
第2稿
令和4年4月20日
作 山上祐輝
.登場人物
登場人物
〇宮子(17歳)高校2年生 和歌山の文化部の高校生。演劇部の脚本担当。
〇老婆(80歳?) 宮子に道成寺の話を伝える。
〇清の母(20代) 白蛇の化身。清の父に助けられ、身を変えて嫁ぐ。清を生む。
〇清の父(20代) 真砂の庄屋的な家の者。白蛇を助けたところ、嫁を貰う。安珍を泊める。
〇清(13歳) 娘。母の血のせいで、白蛇の影響を受けている。安珍にひとめぼれをする。
〇安珍(16歳) 熊野詣に行く福島の僧。清にひとめぼれされる。
〇村人たち 白蛇の噂をしている村の者。安珍を逃がそうとする。
〇執念の蛇 清から抜け出た安珍を思う執念が形になったもの。安珍を焼き殺そうと追いかける。
〇住職(60代) 安珍をかくまう道成寺の住職。その後、蛇の対応をしたりなどする。
.章分け
1
現代。和歌山の名物をさらう。道成寺の安珍清姫についても。奇譚の老人と出会う。蛇と出会う。昔話を語り始める。
2
母親と父親。母親が白蛇。結婚する。娘が生まれる。宿屋を営む。
3
安珍がやってくる。娘一目ぼれ。帰りに連れて帰ってくれるよう頼む。安珍は白蛇の影を見る。
4
安珍の帰り道。村の人が寄らないように言う。蛇に取りつかれる。と。安珍、村人に案内され、別の道へ。
5
娘、安珍の噂を聞き、川まで走ってくる。
川向うに安珍を見て、悲しみのあまり、身を投げる。
そこを助ける現代の主人公。
6
しかし、川からは娘についていた白蛇が執念となって安珍の後を追い始める。それを止めに行く二人。
7
安珍は道成寺に逃げ込む。先に到着する二人。安珍との和解があり、道成寺に。そこに迫ってくる白蛇の怨念。
8
道成寺の住職の案で、鐘に隠したことにする。白蛇は娘に姿を変え、安珍がいるという鐘に取りつき、燃え尽きる。鐘には身代わりの仏像。
9
白蛇は天に帰ってしまう。
10
蛇の噂もあるため、この話は教訓話として伝えることに。二人は夫婦となるため、福島へ帰る。娘は亡くなったことにして、村の人のうわさを鎮める。
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