声劇にハマりすぎたとある演者の末路
:
0:ボイコネの開演前トーク

○:「はい、開場しました~! ×ちゃん、よろしくお願いします!」
×:「よろしくお願いします!」
○:「今回はこちらのシナリオをやっていきます!」
○:「一名様、二名様、いらっしゃいませ! あ、リスナーさん、こんにちは~! 来てくれてありがとうございます!」
×:「○ちゃん、だいぶ慣れてきたね」
○:「え? そうかな~?」
×:「いつの間にか、○ちゃんファンも増えちゃって」
○:「ファンって、そんな(照)」
○:「でも確かに、ボイコネ始めてからいろいろな方と出会えて、いっぱい劇もできて楽しいよ! いいアプリ教えてくれてありがとう!」
×:「ううん。楽しんでるみたいでよかった」
○:「あ、コメントが。『ふたりは知り合いなの?』……そうなんですよー! 私たちリア友で、ボイコネも×ちゃんに教えてもらったんです!」
×:「○ちゃんってば、普通のゲームアプリ勧めてもすぐに飽きちゃうもんですから」
○:「もー! その情報は伝えなくていい!」
×:「でもボイコネは長く続いてるよね。一か月ちょい?」
○:「そうだね。まさか自分が劇をするようになるなんて思ってなかったよ!」
×:「さて、これはいつまで続くかな~(笑)」
○:「もー! ……って言ってる間に、もう始まっちゃう! よろしくお願いします!」
×:「よろしくお願いします」

0:間

0:終演後
0:ボイコネのアフタートークにて

○:「はい、おつかれさまでした~!」
×:「おつかれさまでした~!」
○:「みなさん、パチパチありがとうございます! いやぁ、楽しかったぁ」
×:「楽しかった!」
○:「今回の話は、愛憎入り乱れるサスペンスって感じだったね! でも、最後はなんか感動したなぁ」
×:「でしょ? お気に入りのシナリオなんだ♪」
○:「×ちゃんは本当にいろんなシナリオを知ってるね!」
×:「これでも○ちゃんより長くボイコネやってるからね(ドヤァ)」
○:「ドヤ顔しないで、腹立つから(笑)」
×:「見えないでしょうが!(笑)」
○:「えっと……『おふたりとも、とても素敵でした』……ありがとうございます!」
×:「ありがとうございます~」
○:「『特に終盤の首を絞めるシーンがすごかったです』……ですよねー! ×ちゃん、迫力があって怖かった!」
×:「○ちゃんこそ、苦しんでる演技が上手ですごいなぁって思ってたよ」
○:「う~ん、そうかな……。自分の中では納得できてないかな」
×:「そうなの?」
○:「うん。今後の課題かなぁ、首絞められる演技」
×:「そんなことないと思うんだけどなぁ……」
○:「首絞められたことないから、どう演じるのが正解かわからないんだよね。これでよかったのかな、ってさ」
×:「あったら大問題だよ! 演技に正解なんてないんだから、思ったようにやったらいいんじゃないの?」
○:「でも、せっかくならうまくなりたいじゃん?」
○:「あ、コメント。『自分は実際に首を絞めながらやってる』」
×:「ええっ! 気を付けてくださいね!?」
○:「でも、それもありかも!」
×:「えぇ……。ほんと、やるなら加減してね?」
○:「わかってるよ。リスナーさんも、教えてくださりありがとうございます!」
○:「そしたら、そろそろ枠を閉めていきますかね」
×:「はぁい」
○:「観に来てくださったみなさん、コメントくださったみなさん、ありがとうございました!」
○:「×ちゃんも、共演ありがとう!」
×:「こちらこそ! またやろうね!」
○:「それじゃ、おつかれさまでした!」
×:「おつかれさまでした!」
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