「月がきれいですね」って告白は有名だけど、返し方まで知ってる人ってどれくらいいるの？
登場人物
月夜……男性 鹿島月夜（かしま・つきや）
瑠奈……女性 八雲瑠奈（やくも・るな）
※デフォルトは高校生設定ですが、学生設定であれば変更OKです
【ここから本編】
月夜：（Ｎ）
うちの学校には謎の行事がある
瑠奈：（Ｎ）
なんでこれがあるのか、これをしてどうするのか、全くの謎である
月夜：（Ｎ）
『夜散歩』
瑠奈：（Ｎ）
その名の通り、なぜか夜に全校生徒が決められたルートをひたすら歩くという、ただただ疲れに行くような行事である
月夜：（Ｎ）
サボったり仮病を使って休もうものなら『夜散歩』で歩く距離と同じ距離分、校庭を走らされることになる……
瑠奈：（Ｎ）
この行事のメリットは、ただひとつ……
月夜：（Ｎ）
憧れの瑠奈ちゃんと……
瑠奈：（Ｎ）
大好きな月夜くんと……
月夜：（Ｎ）
一緒に歩けるということ！（できれば同時に）
瑠奈：（Ｎ）
一緒に歩けるということ！（できれば同時に）
間
―夜散歩
―夜道を歩く月夜
月夜：「ふぅ～、ずいぶん歩いたな……
学校（ゴール）まであとどんだけ距離あるんだよ……
それにしても……。瑠奈ちゃん、どこかな……
友達ともはぐれたし、これで瑠奈ちゃんに会えなかったらぼっちじゃん……」
―月夜と離れた位置
―若干足を引きずりながら歩く瑠奈
瑠奈：「んぅ～……。足、痛い……
月夜くんに少しでもよく見られたくて新しい靴を履いてきたのがいけなかったなぁ……
あ、ちょうど座れそうな場所ある……。周りに誰もいないし、ちょっと休んでいこう……
―歩道の縁石に座り込む瑠奈
―そこに偶然通りかかる月夜
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