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僕が異常になる過程

登場人物
僕　　　　……男性
幼なじみ　……女性

【ここから本編】

僕：（Ｎ）
　　これは、自分のことを「正常」だと思っていた僕が、狂ってしまうまでの物語

―放課後
―校門前で幼なじみを待つ僕

幼なじみ：「おまたせ」
僕：「あ、やっときた！遅いぞ」
幼なじみ：「ごめんって」
僕：「いいよ。帰ろ？」
幼なじみ：「うん」

　少し間

幼なじみ：「……もしかして、だいぶ待たせた？」
僕：「うーん。……そうだなぁ。結構、待った」
幼なじみ：「そっか～。……怒ってる？」
僕：「ううん。全然
　　　君とクラスが離れてから、一緒に帰るときくらいしか会えないから、待ち遠しかったけどさ」
幼なじみ：「そっか」
僕：「君と同じクラスだったときは、いつも一緒に話してたのにな
　　　なんで離れちゃうかなぁ……」
幼なじみ：「仕方ないじゃない
　　　　　　ていうか、休み時間とか来ればいいじゃん」
僕：「えっ、いいのか？」
幼なじみ：「ダメなわけないでしょ」
僕：「ほんと！？じゃあ……
　　　……あっ。でも、やっぱりいいや
　　　君には君の友達がいるだろうし、迷惑はかけられないよ」
幼なじみ：「別に、迷惑とか」
僕：「それに、休み時間は僕も友達と過ごしてるし」
幼なじみ：「あー、それもそうか」
僕：「だから、この時間が楽しみなんだ」
幼なじみ：「へぇー
　　　　　　実は……私も、この時間が早く来ないかなって思ってたんだ」
僕：「えっ……？マジで！？」
幼なじみ：「うん」
僕：「なんか、照れるな……」
幼なじみ：「（セリフをさえぎるように）
　　　　　　っていうのもさ、ちょっと相談にのってほしくて」
僕：「……ん？
　　　何か、悩んでることでもあるのか？」
幼なじみ：「ああ、うん……。こんなこと、君にしか話せないから」
僕：「……！（嬉しそうに）」
幼なじみ：「聞いて……くれる？」
僕：「もちろん！
　　　君が僕を頼ってくれるなんて、嬉しいな！」

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