上級マナー講座「ラーメン」
(お願い)
このシナリオは真面目な雰囲気であればあるほど面白くなると思いますので、ぜひ真面目に・落ち着いて・ローテンションでお願いします。
また、良い子はマネしないでください。
<登場人物>
司会:アナウンサー
講師:自信をもってマナーを教える
店員:どこにでもいそうなラーメン屋さん
男性客:教育番組に出てきそうな、わざとらしいオーバーな演技
女性客:教育番組に出てきそうな、わざとらしいオーバーな演技
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舞台上の片側はスタジオ、司会と講師が座って番組を進行。
反対側にラーメン屋のセット(机と椅子のみでも十分です)で、随時スキットを見るという形。
司 会:皆さん、こんにちは。上級マナー講座のお時間です。
司 会:本日のテーマは、ラーメンです。講師は上級ラーメンマナーがご専門の、香川うどん子さんです。どうぞよろしくお願いいたします。
講 師:よろしくお願いいたします。
司 会:早速ですが、先生が上級ラーメンマナーを専門とされている理由は何でしょうか?
講 師:はい。ラーメンは日本中で広く愛されている料理です。しかし、親しみやすいがゆえに、マナーがおろそかになっています。そこで礼儀を重んじる日本人にふさわしいマナーを啓発する必要がある、と考えて活動しています。
司 会:なるほど。では、上級マナーを教えていただく前に、まず日本のラーメン屋さんでよく見かける光景を確認してみましょう。
○ラーメン屋
店員が男性客を迎える。
店 員:いらっしゃいませ!
店 員:おひとり様ですね、お好きな席どうぞ~
店 員:ご注文は?
男性客:(ボソッと)ラーメンセットの醤油で
店 員:醤油のセットですね!(すぐに出す)はい、おまちどおさま!
男性客:(食べる)ごちそうさん
店 員:八百円になりま~す!二百円のお釣りです!ありがとうございました!
(一度、店員と男性客は退場)
○スタジオ
司 会:これはどこでも見られる光景ですね。これをマナーがない、とお感じになるわけですか?
講 師:そうですね。マナーというのはコミュニケーションから始まりますから、ここまで片方が不愛想というのは問題があります。
司 会:確かに、これが普通の会話であれば、コミュニケーション能力が不足した人だ、と思われるかもしれませんね。
講 師:はい。ですから、お客さん側からアプローチを積極的に行うことが、上級マナーの基本となります。
司 会:では、これから四つのブロックに分けて、お聞きしていきます。
司 会:まずは入店です。入店で心がけることは何ですか?
講 師:はい。まず一人で行く、というのは大変失礼な行為です。必ず二人で行くようにしましょう。
司 会:ラーメン屋さんと言えば、一人でも入りやすい飲食店だと思いますが、一人は失礼になってしまうんですか?
講 師:そうですね。ラーメンは単価が安いですから、お店には少しでも手間をかけさせたくないわけです。もしお客さんが一人ばかりだと、少しずつ時間差で調理しなければならなくなり、片づけるのもバラバラになってしまいますよね。
司 会:なるほど。では、逆に二人でいいのですか?できるだけ大人数の方がお店にとっていいように思いますが。
講 師:はい。ラーメン屋は店舗が狭いですから、テーブルがあっても二人用が基本です。それ以上はテーブルをくっつける形ですね。なので、二人がベストの人数と言えるわけです。
司 会:なるほど、さすが深いお考えですね。では、ここからは入店した後の流れをスキットで見ながら、解説していただきます。今回は男女のカップルを想定して実演していただきます。
○ラーメン屋
スキットを見ながら、実況(司会)と解説(講師)がコメントしていく。
店員が立ち位置に入ってから、男性客と女性客が店に入る。
講 師:まず入る時には、男性が戸を開けて女性が先に入りましょう。
店 員:いらっしゃいませ!
講 師:声を掛けられたら、元気よくあいさつをしましょう。
男性客:こんにちは!
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