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マネージャーとの話

★本編
（暗転）
照明　　薄暗い中
最初は声だけでA君が歌っているところから一方的に暴力を受けている感じ
1場　　：公園
　照明　　地明かり
星壁　　パカ子さん、今日の予定を確認しますと一時間後に打ち合わせが…
パカ子　　あぁ、カワイイ、私ねぇ犬を飼おうと思っててさぁ
星壁　　ちょっと聞いてくださいよ！ってかさ、犬を飼うにしてもだれが面倒みるんですか？
パカ子　　そりゃぁもう、星壁、お・ね・が・い！
星壁　　だ・め！
ただでさえ今は忙しいんですから、犬とかを大切にしたり、自然のことを考えたりと、そういうのはパカ子さんならではのいいところだとは思いますけどね、思うんですけど、それは、いまじゃないですよ！
パカ子　　えぇ・・・。まぁいいよ。じゃぁ、…あっ、ほら、あれならいいでしょ？！ネコ！
星壁　　ネコもダメ！
パカ子　　はぁ…。なんかしゃべってたらのどが渇いちゃった。買ってきて！いつもの。
星壁　　いつもの…ねぇ…。あのドリンク、割と珍しいんですから。あんまり売ってないんで別のじゃ…
パカ子　　だめ！シンガーソングライターってね、喉がとっても大事なの！わかるでしょ‼
星壁　　はぁ…、仕方ないなぁ…。じゃぁ買ってきますね。
パカ子　　それでいいよ。
星壁　　はぁ…。じゃぁ、ここにいてくださいね！
パカ子　　うんうん。分かってるって！
星壁　　犬猫見つけても？
パカ子　　ついていかない！つもりです…
星壁　　つもりじゃなくてついていかない！
パカ子　　はぁい。
星壁、　　ハケようとするくらいのところでパカ子を観察
パカ子、　近くのベンチに腰掛ける。
パカ子　　犬猫だめなら…あっ、そうだ！遊んでる子供に声かけよぉっと。
あっ、僕、名前なんて言うの？(いるように)
星壁　　パカ子さん！
パカ子　　ギクッ
星壁　　子供もダメ！
パカ子　　はぁ…。
星壁　　じゃぁ、ほんとにいつものスポーツドリンク、買ってくるんで。ここでじっと！待っていてください。
パカ子　　おっけぃ！
星壁　　あの「おっけぃ！」って、全く、信じれたもんじゃないよなぁ…。
星壁、　　ハケる。
パカ子　　あぁあ。どうしようかなぁ。また星壁にどうせ見られてるんでしょぉ…
A君　　あのぉ…
パカ子　　はい！
A君　　パカ子さんですよね？
パカ子　　はい！どうもありがとぉ！！サインいる？
A君　　あっ…はい。あぁと…もらいます！パカ子さんの、あの曲大好きなんですよ！【少しだけ靴屋の歌】僕、路上のころからずっと応援してたんですよ。
パカ子　　ホント？うれしい！
A君　　【靴屋の歌、歌う】
パカ子　　【一緒に途中から歌い始める】
星壁、　　戻ってくる
星壁　　ちょっと、パカ子さん、ここでじっとしておいてください、って言ったじゃないですか
パカ子　　星壁、戻ってきてたんだぁ！
星壁　　戻ってきてたんだぁ…じゃないんですよ！喉が渇いたからって飲み物を買いに行ったのに歌ってたら意味ないじゃないですか！君も、ファンだったらこういうのは気を使ってくれよ…。
A君　　はぁい。
星壁　　パカ子さん、行きますよ。ドリンクも買ってきましたから。
パカ子　　分かった。じゃぁ、またね！
A君　　ありがとうございました！
●二場
（場面転換）：公園
パカ子　　はぁ、ところで次の仕事は？
星壁　　はい、次の仕事は全国放送でバイオリンを使った曲です。
パカ子　　バイオリンかー。バイオリンそういえば弦が切れそうだったけど？
星壁　　本当ですか？困ったなぁ。じゃぁとりあえず車の中で直すので車回してきますね。

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