ブルーベルの館
ブルーベルの館
少女(葉月)多重人格
ミーシャ 気の強い素直になれない女子。多分一八才くらい
アン つかみどころがない浮世離れした少女。
ハリー 明るくて人なつっこい少年。多分一〇歳前後
カイト 思慮深い青年。
ルーク 葉月の兄に雇われた青年
修治 妹と二人暮らし。多重人格の妹に元に戻ってほしい。
1場面
ルークと修治
舞台は古いお屋敷の応接間
舞台には椅子。ルークはそこに座って落ち着かなそうにあたりを見回す。
下手からティーポットを持った修治が歩いてくる。
修治「まあまあ、そんなに緊張しないで。紅茶でもいかがですか」
ルーク「あ、はぁ。すいません。ありがとうございます」
修治「礼を言うのはこちらの方です。前のハウスキーパーがいなくなって困っていたので」
ルーク「へぇ、辞めてしまわれたんですか。こんなに好条件なのに。部屋と食事が提供されるのは貧しい僕にとって大助かりです」
修治「ええまあ歴代のお手伝いさん達も皆、そこには満足していました」
ルーク「え、じゃあ何が不満で…お姑さんが厳しいとか?」
修治「いやいやまさか。ルークさん、この家には僕と妹の二人しか住んでいませんよ」
ルーク「そうなんですか?あ、もしかして訳あり物件?幽霊が出るとか」
修治「幽霊?そんなもの出ませんよ。ただ、そうですね。訳ありではあります」
ルーク「…というと?」
修治「そうだルークさん。ただ雇うだけでは面白くない、一つ課題を与えましょう。期限は一ヶ月以内です」
ルーク「え?」
修治「課題の内容は、僕の妹を探し出すこと」
ルーク「は?さっき妹と二人暮らしって」
修治「…暮らしてはいるんですが、妹はそこにいないんです。僕にはもう探しようがなくて」
ルーク「どういうことですか?」
修治「まあ見てもらった方が早いでしょう。ついてきてください」
修治、ルークを案内し下手にはける。暗転
明転
舞台上にはベッドがある。本や毛布、ぬいぐるみなどが散らばっている。ドアを開けて修治とルークが入ってくる。
修治「起きて。朝だよ」
?「うーん、よく寝たぁ。あ、おはよう兄さん!聞いてよ僕、ひどい夢を見たんだ」
修治「今日はハリーか。おはようハリー、どんな夢だい?」
ハリー「僕がサンドイッチを食べようとしたら中からミミズが出てきたんだ!最悪」
修治「それはひどい夢だ。かわいそうに」
ルーク「修治さん?待ってください?え、さっき妹と二人暮らしって…ハリー?僕?弟??」
修治「そうだね、今は弟。」
照明が修治とルークを照らす
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