~女子高生漫才5(4分)~
.弟〜女子高生漫才5(4分)〜
弟〜女子高生漫才5(4分)〜

       ※ミキの妹をベースにアレンジしました。

       作成日 令和2年6月8日
       
       山上祐輝
.「弟」〜女子高生漫才5(4分)〜


十姉妹 つっこみ
溝呂木 ぼけ

溝呂木「どうもJKずです。」
十姉妹「よろしくお願いします。」
溝呂木「十姉妹と溝呂木でやってましてね。同じ女子高生として仲良うやっていかなあかんなーいうてまして。」
十姉妹「十姉妹ちゃん!うち気になってたことあるねんけど。理想の兄弟とかがおったらなーとか考えたことある?」
溝呂木「それはもちろんある。」
十姉妹「例えば?」
溝呂木「イケメンイケボ高身長スポーツ万能天才料理美味しいの弟が欲しいなって思う。」
十姉妹「だいぶ来てるな。」
溝呂木「来てる?何で?」
十姉妹「分からへんけど。想像でも肉親にスペック盛り過ぎやで。あんたの弟やで。」
溝呂木「うるさいな。理想の弟欲しいって言ってるだけやで。ほら、まあ弟と付き合いたいとか言ってるわけじゃないから。ね。そこは大事。」
十姉妹「はいはい、ごめん間違えた。で、弟は何歳ぐらい?」
溝呂木「18ぐらいがいい。」
十姉妹「何で?・・・ん、ほぼ年一緒ちゃうん?いや、上か?」
溝呂木「うちの妹が結婚した相手の弟とかで、で血がつながってないやつやんか!」
十姉妹「いきなり謎設定やなあ。ややこしすぎるわ。」
溝呂木「細かいのはええねん。いい?わかる?血のつながってない男子高校生ってやっぱいいの。ほとんど同い年やのに、姉ちゃんって言われたいんよ。ほら、若すぎたら、もう自分の子供みたいに感じてまうからあかんねん。2歳とかそれぐらいやったら、ほとんど子供やん?でも上過ぎたらさ、逆におっさんみたいで嫌やしさ。18ぐらいの血のつながってない弟がうちはちょうどええなって思ってんねん。」
十姉妹「設定の仕方具体的過ぎてきしょいな。」
溝呂木「18歳ぐらいの弟。18歳っていったら高校卒業…大学受験ぐらいかな。うん。それぐらいになったらさハルも結構大変やと思う。」
十姉妹「ハル?」
溝呂木「うん。だってねハル受験勉強控えてるから。ハル普段遊んでくれててんけど受験勉強のために部屋こもるやんかハル。うちがハルの部屋行くねん。ハル遊ぼうって。そしたら「姉ちゃん、俺は勉強するの」ってイケボを放つ。」
十姉妹「すいません。ごめんなさい。ハル?」
溝呂木「ああ。」
十姉妹「ハルって誰?」
溝呂木「弟の名前。」
十姉妹「架空の弟に名前付けてんの?」
溝呂木「ああ。」
十姉妹「ヤバッ。いよいよヤバい領域入ってきた。」
溝呂木「ヤバないよ。」
十姉妹「いいひんやんハルなんて。」
溝呂木「でもあれやで名前。溝呂木ハルやで。」
十姉妹「ちょっとカワイイ。ちょっとな。じゃあハルは何?漢字で季節の春?」
溝呂木「違う。片仮名のハル。」
十姉妹「カワイイ。片仮名のハル?」
溝呂木「そうそう。うちらのことをね、ねえちゃんと呼ぶわけですよ。」
十姉妹「今さらっとうちらを姉妹設定に巻き込んだな。」
溝呂木「十姉妹ねえ」「溝呂木ねえ」って。イケメンイケボやで。もちろん。」
十姉妹「なるほどな。まあ、イケボ弟ならカワイイ。「十姉妹ねえ」「溝呂木ねえ」ん。ちょっとテンション上がってきた!」
溝呂木「大学受験どこに受けるか?っつったら東京の大学だって。
十姉妹「東京の大学は確かにイケメン!サンリオピューロランドと同じぐらいカワイイ!」
溝呂木「ピューロランドは東京の端やけどな。もうちょっと落ち着き。」
十姉妹「あんたがのせ始めたんちゃうのん?」
溝呂木「ま、ええわ。その東京の大学っていうのがせーの…。」
二人「東京大学!」
溝呂木「東京大学。何せ東京の大学やからな。で、何の専門かっていったらハルはね、介護士になりたいって夢があったんですよ。ハルはちっちゃいころから介護士になりたい。」
十姉妹「なんで東大から介護士やねん。違う違う。ハルの夢保育士やから。」
溝呂木「いやそれそこまで違うか?ハルは違う、介護士や。」
十姉妹「ハルの夢保育士や。こないだ言うててんハル。ハルが子供と一緒に遊んでるのをうち見てて、ハル子供好きなんや?って言ったら「俺、子供大好きだからさ」って。で、うちが保育士さんなったらいいんちゃう?って言ったら、「俺、保育士なりたい」ってそう言ってたもん。」
溝呂木「それがハルの重荷になってたんやけどな。」
十姉妹「はっ?」
溝呂木「何にも分かってない。」
十姉妹「何が?」
溝呂木「ハルはホンマ介護士になりたかった。でも十姉妹ねえが「保育士の方が似合ってるやん」って言ったから。ハル「俺、保育士にならなあかんのかな」と。」
十姉妹「それハルが言うてたん?」
溝呂木「見てたら分かるやん。」
十姉妹「何で見てたら分かる?」
溝呂木「あのね十姉妹ねえ。ハルはええ大人。」
十姉妹「分かってる。」
溝呂木「ハルは十姉妹ねえのもんじゃない。ハルを自由にしたって。」
十姉妹「なんでそんなん言うん!これからも永遠にうちらの弟ちゃうのん!?・・・いや、ハルって誰や!?てかそもそもうちとあんたは姉妹でもない!架空の弟のことでケンカになりそうになってたやんか。ほんまに、もうケンカあかんわ。」
溝呂木「せやな。絶対ケンカせんとこう。ハルが悲しむ。」
十姉妹「まだ続いとったんかい。もうええわ。」
二人「ありがとうございました。」
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