卒業式
~女子高生漫才2(5分)~
.【漫才】卒業式
卒業式〜女子高生漫才2〜

             はりとら版
             令和2年5月16日
             
             原案 タイムマシーン3号
             脚色 山上祐輝
.登場人物
登場人物

■十姉妹 順子 じゅうしまつ じゅんこ
18歳 つっこみ担当。関西人。しっかり者。

■溝呂木 奏 こおろぎ かなで
17歳 ぼけ担当。関西人。にぎやか。
.アレンジ(女子高生)
卒業式

    JKアレンジ版
    
1「ども、よろしくお願いしますー。」
2「お願いしますー。JKずですー。」
1「十姉妹ですー。」
2「溝呂木ですー。今日はよろしくお願いしますー。」
1「最近な、卒業のこととか、ちょっと考えないとなーとか思うんよ。」
2「まあ、わかる。」
1「今の学生生活を大切にするために、いつか卒業することを忘れたらあかんなって。」
2「それはそうや。」
1「で、やっぱり思い出に残る卒業式したいねん。」
2「あー、じゃあ、どんな思い出の卒業式がいいんよ。」
1「せやなあ。卒業式っていうのは、涙が止まらなかったりするやつで、やっぱり終わった後に教室でやるんですよ。二人で話とかさ。」

コント。

1「あー、もう私たちも卒業か。この、教室とも、お別れや。」
2「(先生風)はい、この問題解る人おるー?」
1「授業中やん!私、授業中にこれ言ってるの?それかなりやばい生徒やで、私。」
2「どうした十姉妹?座ろっかー。」
1「座ろっかーじゃないわ。じゃなくて、ほらこう、なんか親友同士でなんか卒業式の後みたいなのやるやつ。」
2「あー、はいはい、終わったあとのやつね。」

1「あー、だるかったな、卒業式。」
2「話、長かったなあー。」
1「そうそう、私、クラスのイケメンの全員から学ランのボタン全部貰ってきたんよ。もう、持ちきれへんで!」
2「はい、そう言うと思って、こっそり全部本人に返しときましたー。」
1「ええ、ちょっと、なんでそんなことすんねん!」
2「貰ったら、返す。倍返しだ!」
1「なんで返すねん。ってか、倍になってもどこにつけんねんなそれ。服ボタンだらけになるやん。」
2「復讐は親友に任せて。もうボタンまみれにしてやりましたわ。」
1「いや、親友だからじゃないやん。復讐でもないし。もう。ボタンまみれも意味わからんし。もー、せっかく貰ったん何してくれるんや。てか、でもなに、溝呂木、そっちは全然貰ってないやん。」
2「ほら、私、ブレザーだからいいの!そんなにボタンあってもつけられないし。」
1「貰ったらボタンつけるつもりやったん!?・・・ん、てか、それ、学校違うくないか、そうなったら。なんで私のとこ学ランでそっちブレザーなんよ。」
2「細かいことは気にしない。」
1「いや、違う違う。一緒の。学ランとセーラーの学校ってことで。卒業式別場所の別日になってまうから、それは。」
2「一緒の学校?」
1「一緒の学校ね。服皆一緒やから」
2「はいはい。服が皆一緒ね。」
1「ねえ、見て見て!めちゃくちゃボタン、一杯貰えたんよ。」
2「うち、女子校なのにすげーなあ。」
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