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犬と猿と予告

犬と猿と予告
〈登場人物〉
　・品川　緑
　・中西　姫乃

　　　　暗転の中、声。
　　　　だんだん明転していってオフィスでせわしく仕事をする二人。

声　　こちら指揮官、日高。市民の地下への避難は完了した。対策課の品川、中西は情報をこちらにわかる範囲を送ってくれ。こっちは様子をうかがいながら市民の安全を最優先に行動する。動きが出ればそれも報告してくれ・・・

品川　了解です。中西どうなってる？

中西　情報課の女子社員とも連絡をとりあっています

品川　なんとか分かりそう？

中西　多分・・・あっ今情報が送られてきました

品川　じゃあ、こっちに送って。確認した上で向こうに伝えるから

中西　はい！

品川　・・・オッケー、すぐ送るわ

声　　助かったよ、品川。今はどうにも動けそうにないからしばらく待機することにする。そっちも気を付けるように・・・

品川　わかりました

　　　　しばらくはパソコンに向かう二人。
　　　　品川、伸びをし、中西、机につっぷしてだらだら。
　　　　沈黙。

二人　あーーーーーー（品川は喜び、中西は悲しみ）

品川　いやいやいや、未確認生物って何？こんなことってほんとに現実で起こるものなの！？・・・っあぁー（悶えまくる）

中西　呑気なもんねー。あーもう最悪なんだけど・・・品川にはこき使われるしなんでよりにもよって今日なのよ

　　　　自分の世界に入ってる品川に

中西　ねぇ、ちょっと・・・品川

　　　　品川、笑いをもらしたりして話を聞いてない。

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